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Masuo Yoshiaki & Bill Mays Duo @ Body and Soul
増尾好秋(g)とビル・メイズ(p)のデュオ・ツアーの初日。1970年に、渡辺貞夫のグループで渡米した増尾は、その後ソニー・ロリンズやエルヴィン・ジョーンズのグループで活躍、早いものですでに在米39年以上を越えた。一方のメイズも、フランク・シナトラ、サラ・ヴォーン、ペギー・リー、ディオンヌ・ワーウィックなど、これまで200人以上の歌手の伴奏者として知られる名手。バド・シャンクやフィル・ウッズのグループでも活躍する。20年以上前から知り合いだという2人がこのデュオ・プロジェクトを始めたのは、2年前。昨年はアルバム『I'm Glad There Is You』も発表した。
ピアノとギターのデュオらしく、静かでほのぼのとした雰囲気で始まったステージも、次第に熱を帯び、生き生きとした両者の対話が、聴衆を湧かせる。青年時代そのままに年を重ねた増尾が、堅実なギター・プレイとさわやかなMCを披露すると、対するメイズが鮮やかなピアノ・テクニックと派手なアクションで盛り上げる。
メイズは数年前『Piano Stylist』誌のために書き下ろしたショパン流のアレンジを施した「Body and Soul」をピアノ・ソロで演奏。終演後は譜面にサインして、京子ママに献呈していた。「Breakfast at Tiffany's」は1970年、初めてニューヨークを訪れた増尾がアメリカに抱いたイメージだという。増尾がFのブルースを弾き始めると、メイズはすかさず「Sippin' at the Bells」「Dance of the Infidels」「Anthropology」「Scrapple from the Apple」などのメロディを自由自在に引用。器楽演奏だけでなく、歌や笑い、ユーモアやペーソスもあり。彼らの姿を見ているだけで、こちらまで楽しくなる。
明るい話題に乏しく、暗い話ばかり目立つ昨今だが、小さなハコで生演奏を聴きながら、時間と場所を共有する。時代が変わっても、人間が充実感を覚えるのは、やはりこういう瞬間なのだ。
なおボディ・アンド・ソウルでは、7月1日から開演時間が30分繰り上がるという。23時を過ぎると、終電に気にするお客さんがぼつぼつと席を立ちはじめる。そんなお客さんにも最後まで聴いてもらうための対策のようだ。
増尾&メイズ・ツアーは6月20日まで続く。詳細はこちら。明日の京都を皮切りに、金沢、長野、新宿、代官山、神保町、吉良町、芦屋、浜松、市ヶ谷、姫路、東広島、岡山、下関、大磯と回る。
Yoshiaki Masuo(g,vo) Bill Mays(p,vo)
1st set
1.The Best Things for You(I.Berlin)
2.People Time(Benny Carter)
3.I Should Care(Sammy Cahn/Axel Stordahl/Paul Weston)
4.Eleanor Rigby(Lennon-McCartney arr.by Bill Mays)
5.I'm Glad There Is You(Jimmy Dorsey, Paul Mertz)
6.Body and Soul(Johnny Greeen arr by Bill Mays)p solo
7.Part of the Deal(Yoshiaki Masuo)

2nd set
1.Please Be Kind(Sammy Cahn/Saul Chaplin)vo YM,BM
2.Chi-Chi(Charlie Parker)
3.Jitterbug Waltz(Fats Waller)
4.Breakfast at Tiffany's(Henry Mancini)
5.Nobody Else But Me(Jerome Kern)vo YM
6.Fall(Wayne Shorter)
7.Get Out of Town(Cole Porter)vo BM
Encore
1.I Loves You, Porgy(George Gershwin)
by makotogotoh | 2010-06-03 04:11
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