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面白くてためになる寺井尚之のJAZZ講座(第81回)

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大阪のOverSeasで開催中の『面白くてためになる寺井尚之のJAZZ講座』に行ってきました。
トミー・フラナガンの足跡を辿るシリーズの第81回目。この日、寺井さんのためになる解説で聴いたアルバムは以下の通り。
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246.『Blues in the Closet/The Master Trio』(Baybridge)から全7曲。前回取り上げた『Milestones/The Master Trio』と同時期の録音ながら、発表はこちらが半年遅れとなった続編。レジー・ワークマン、ジョー・チェンバースとのSuper Jazz Trioは来日コンサートもあったが、The Master Trio、かあくまでもレコーディングだけのユニット。レギュラー・トリオで「Village Vanguard」に出演中だったフラナガンをつかまえ、2日間でアルバム2枚分の14曲を一挙に録音。すべてワン・テイク。
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172.歴史的大名盤『Jazz at the Santa Monica Civic '72』(Pablo)から「L.O.V.E.」「Begin the Begine」「Indian Summer」「Night and Day」「Little White Lies」の5曲。日本で最初に出たCD(2枚組)には収録されていなかったこれらの曲が、1991年になってCD化された輸入盤(3枚組)に入っていたことが判明。エラの歌から得られるこの感動は永遠のものでしょう。どんなもんじゃい。
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247.『Aurex Jazz Festival Live Special '82』(East World)から「Soba Up」「God Bless the Child」「Walkin'」の3曲。『AJF'82 All Star Jam』(East World)に収録されなかった音源を集めたオムニバス。未CD化音源です。
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248.『Soliloquy/Jim Schapperoew』(Karalee)から1曲。コネチカット生まれ、バークレー出身のドラマー、ジム・シャペロウが、George Coleman(ts)、Louis Stewart(g) George Mraz(b)という顔ぶれでアイルランド・ダブリンで演奏した「Wave」。プライベート録音みたいな音質です。この当時のジョージ・コールマンは、今のエリック・アレキサンダーそっくり。エリックが長年コールマンに傾倒していることがよくわかります。好事家向け。
講座本(第7巻)も好評発売中。
by makotogotoh | 2010-07-12 04:11 | ジャズ講座
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