1967年のエラ・フィッツジェラルド日本公演

先頃CD化された1964年のエラ・フィッツジェラルド日本公演は残念なことに「不入り」だったようだ。その3年後の1967年3月、エラは3度目の来日を果たした。この時はオスカー・ピーターソン・トリオとのダブル・ビルで、招聘元はビートルズの来日公演を大成功させた協同企画エージェンシー。現在のキョードー東京である。当時のプログラムには「文化放送開局15周年記念公演」という「冠」がつき、文化放送社長やスポーツニッポン新聞社の挨拶が掲載されている。伊藤強(当時報知新聞の文化部)が、昭和39年の公演を振り返って、こんな風に記している。
《(前略)あの年はめぐりあわせが悪かったのだろうか、関係者が期待したほど、聴衆がつめかけなかった。「こんなことがあるだろうか、はずかしいことだ」。恥ずかしいことがどうかはわからないが、本当にジャズらしいジャズを聞く人が少なくなったのは、残念なこととしかいえなかった》
この時、エラはピーターソン・トリオのバックで歌ったのではなく、自己のトリオ(Jimmy Jones,Bob Cranshaw,Sam Woodyard)を率いて来日している。ちなみにピーターソンのトリオは(Sam Jones,Louis Hayes)というリズム・セクションであった。
1966年7月 エラはVerveとの契約を終え、同年10月に自己のレーベル、Salle(Ella'sの逆綴り)を設立している。日本ツアー初日の1967年3月6日、新宿厚生年金会館の演奏曲目は以下の通り。
Oscar Peterson Trio(Sam Jones,Louis Hayes)
1.Blues Etude
2.Stella By Starlight
3.No Other Love
4.Let's Fall in Love
5.Shadow of Your Smile
6.Autumn Hearts
7.Alice in Wonderland
8.You Look Good to Me
9.Satin Doll
Ella Fitzgerald with Her Trio(Jimmy Jones,Bob Cranshaw,Sam Woodyard)
1.Moment of Truth
2.Don't Be That Way
3.You've Changed
4.Let's Do It
5.On the Sunny Side of the Street
6.These Boots are made for Walkin'

7.How Long Has This Been Going On?
8.Misty
9.It Don't Mean A Thing
10.Jazz Samba
11.Mack the Knife
12.Stompin' at the Savoy
[PR]
by makotogotoh | 2011-05-02 04:11 | エラ・フィッツジェラルド
<< Richie Cole & E... Blue for Big Sc... >>