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2017.3.19 G'Club Presents 勉強会 第10回

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御茶の水クロサワ楽器で「ケニー・バレルの全貌ばれる!?」と題した勉強会。講師は岡安芳明。参加者の9割以上が男性、老人&中年、若手のギタリスト&ファンが多数集結。弟分の田辺充邦も横浜から駆けつけ、終わったら横浜に戻るという。クロサワ楽器がギブソン社に依頼、1本モノで制作してもらった高級ギター(Super 400、L-5モデルの改良版など)を次々と試奏。どれを弾いても岡安の音がする。
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この日、岡安が指摘したバレルの演奏に関するいくつかの特徴は以下の通り。
・ホーン奏者の息継ぎを思わせる「飲み」のあるフレーズ。ベタベタとメカニカルに弾かない。
・2声のディミニッシュ・スケールをソロで使う。これは他のギタリストがやらないバレルのみの特徴。
・開放弦の使い方がうまい。
・テンション・ノートをコードの上ではなく、ルートの下に置くことで、暖かい音がする。
・クラシック・ギターも勉強しているので、そのアプローチも自己の演奏に取り入れている。
・レパートリーにエリントン・ナンバーが多い。バレルは熱心なエリントン信者。エリントンの音楽を自分のギターで表現している。
ジャズ・ギターがうまくなるには
・目ではなく、耳から入る。
・譜面を見ながら弾かない。音楽を目で追わない。
・スケール練習は意味があるか?本番ではスケール練習はやらない。
・メトロノームを使っての練習に意味があるか? 本番でメトロノームに合わせて演奏はしない。
・MMOに合わせて演奏しない。
・好きなレコードをたくさん聴いて、耳でコピーし、使えるフレーズを増やす。
・好きなレコードに合わせて、バッキングの練習をする。上手いギタリストで、バッキングが下手な人はいない。
・「自分は耳は悪いのでジャズ・ギター辞めます」という人がいる。だが最初から耳の良い人はいない。
・ジャズ・ギターの魅力は、コードに乗せてメロディが弾けること。
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この日、岡安が演奏した曲は以下の通り。ラスト1曲ではお笑い担当のバーニー田辺も加わりデュオで。
1.My One and Only Love
2.Listen to the Dawn
3.The Days of Wine and Roses
4.But Beautiful
5.Charlie Chrisitian風のBlues
6.A Child Is Born
7.God Bless the Child
8.Take the A Train(with 田辺充邦)
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by makotogotoh | 2017-03-20 04:11 | 岡安芳明
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