犬も食わない対談形式の共通ライナー

 最近(ここ2年ほどか)ジャズの再発CDで業界関係者2人の対談形式のライナーをよく目にする。制作費をひたすら削減するためなのか、それとも政治的な取引があるのか、制作者にどういう意図であってこういう対談が企画されて、それがわざわざシリーズで発売されるすべてのCDに添付されるのか、私にはさっぱり理解できない。
 はっきりいって、いますぐ止めて欲しい企画のひとつである。
 理由は以下の通りである。

 制作者は、まずCDを買った人(これから聴こうとする人)が求める情報とは何か?をつねに考えて欲しい。その中身がどういう音楽で、演奏者がどういう人たちで、その楽歴のなかで、どういう場所に位置する作品なのか、演奏されている楽曲はどういう曲で、どういう特徴があるのか、といったことだ。こんなことは小学生でもわかる。素朴な疑問、基本中の基本、イロハのイである。

 それがなぜか複数のメーカーの複数のシリーズにおいて、特定の業界人が関わると、なぜかこの対談形式のライナーが次々と生み出される構図がある。少なくとも私はこの2年で、対談形式共通ライナーを3社の再発CDシリーズで発見した(まだ他にもあるかもしれない)。
 たまたま買ったCDが偶然、対談形式だったのなら、まだ許される。しかしそのシリーズで同時発売されるすべてのCDに、同じ対談を添付するとは、消費者をバカにするにもほどがある。はっきりいってそのシリーズの他のCDを買いたくなくなるのだ。
 楽屋落ちみたいな業界裏話や、その場でCDかLPを聴きながらの思いつきの感想なんて、誰も喜ばないと思うぞ。
 ちなみに私はその業界人が悪いとか、対談そのものが悪いといっているのではない。そういうことは他のところでやってください、ということだ。
 CDに添付するなら、1枚ずつ違う内容で、また中身の音楽と関係のある話を詳しくするか、タメになる情報を網羅した文章をお願いしたい。
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by makotogotoh | 2007-11-27 17:25
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