人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Shining Hour/Dick Spencer Quintet

Shining Hour/Dick Spencer Quintet  _a0107397_222118100.jpg
ルー・タバキンのプロデュースによる「ベスト・フロム・ザ・ウエスト」シリーズの第4弾は、敏子~タバキン・オーケストラのメンバーだったディック・スペンサー(1935~)の初リーダー作。この人、60年代初頭からスペインやドイツで録音を残し、その後もメイナード・ファーガソンやハリー・ジェームスなど、もっぱらビッグバンド畑を歩いてきた。1973年から敏子=タバキンのオーケストラに参加、それが縁で、この録音の機会を得たようだ。
1曲目がジャッキー・マクリーンの曲のため、マクリーン直系のアルト奏者か?と思いきや、その音色は明るく、むしろフィル・ウッズのように朗々と歌い上げていく。共演では相棒のコンテ・カンドリがバリバリ吹く他、ビリー・ヒギンズも持ち前のシンバル・レガートで軽妙にスイングする。ピアノのシダー・ウォルトンも「A CHild is Born」で長いイントロをとるなど、控えめな存在感をうかがわせる。この曲でスペンサーはソプラノ・サックスを使ってテーマを吹く。ラストの「My Shining Hour」はアップテンポによる快活なブロー大会。ルー・タバキンの曲「Lament for Sonny」でのブルージーな世界もいい。初CD化。6月18日発売。XQAM-1610
************************************************
「ブログ村ランキング」「人気ブログランキング」に参加中です。一日2回ポチッとワンクリックお願いいたします。
by makotogotoh | 2008-07-09 00:21 | SSJ
<< 日本のムラ社会について考えてみ... 自宅差し押さえの危機を脱したE... >>