2007年 12月 03日 ( 1 )

匿名である以上、ネット上での人格の使い捨てはなくならない。

a0107397_12215512.jpg 2007年1月から毎日新聞で連載していた『ネット君臨』(毎日新聞社)を読む。難病児募金あざける「祭り」から、ひろゆき氏のインタビュー、児童ポルノ、職場のネット監視など、ネットの登場によって大きく変わった社会のあり方とさまざま課題について、いかにも大手の新聞記者らしい発想と視点で取り組んだ記事の集大成である。 「大手新聞記者らしい発想と視点」と書いたのは、この本が《「ネット=悪」というフレームに当て込んでいく取材手法で描かれた「ストーリー」になっていないかという不信感》を、かなりの高確率で読み手に与えるからだ。この点について、藤代裕之さんが問題の本質をかなり的確に捉えている。
「ネット君臨」問題が明らかにしたもの・前編【コラム】
「ネット君臨問題」が明らかにしたもの(後編)・嫌悪感の源泉はどこに
また本書の座談会にも出席したジャーナリスト、佐々木俊尚さんのコラムも興味深い。
毎日新聞連載「ネット君臨」で考える取材の可視化問題
毎日新聞「ネット君臨」取材班にインタビューした

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by makotogotoh | 2007-12-03 12:35