2017年 03月 28日 ( 1 )

2017.3.27 Mike Reznikoff Group @ Aketa's Mise

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1947年2月生まれだから、今年で70歳になったマイクさん。今も月1回のペースで西荻「アケタの店」に自己のグループで出演中だ。この日のグループは、実力者で固めた豪華カルテットで、すでに約1年ほど活動している。
 マイクさんは、他の人が取り上げなさそうな、埋もれた名曲を取り上げる。曲ごとにソロ・オーダーも工夫し、メンバーに光を当てることも忘れない。この日は〈Star Eyes〉のイントロ(ラテン)を使った〈Flamingo〉でスタート。Mingusのブルース〈Nostalgia in Times Square〉では自らもソロを取る。Alec Wilderの〈Moon & Sand〉はボサ・リズムで、ピアノの関根をフィーチャー。ベテランらしい味わいのあるピアノだ。マイクさん13歳の時に聴いたというHorace Silverの〈The St.Vitus Dance〉は、ピアノ・トリオではなくカルテットで。ここでアルトの大山がフィル・ウッズやキャノンボールを思わせる熱いブローを披露する。外は寒いが、彼らの演奏は熱い。Sonny Stittの〈The Eternal Triangle〉はドラムスとのバース・チェンジで盛り上げて、少しQ.K.(休憩をマイクさんはこう記す)。
 短いQ.K.時間の後、2回目のセットへ。今度はフレディ・ハバードのオリジナルでスタート。タイトル通りヒヤヒヤする演奏。続くエリントン・ナンバーでは、ベースの吉野をフィーチャー。吉野弘志は日本ジャズ界でも屈指の名手だと思うが、彼のアルコが奏でるテーマ&ソロは暖かい音色で、心に染み入るい。それに続くアルトが、これまた往年のジョニー・ホッジスを思わせるメロウな音色とフレーズで、エリントンの世界へと誘う。この曲、この演奏が聴けただけでも、大きな価値があった。
 続いて誰も取り上げないという曲で、J.J.JohnsonがHorace Silverに書いた循環ものへ。最後はLee Morganの演奏でも知られる〈月の砂漠〉で無事終了。マイクさんの音楽と笑顔は、聴くものを温めてくれる。この知られざる好ユニット、来月は4月17日(月)に出演する予定。お見逃しなく。
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大山日出男(as)関根敏行(p)吉野弘志(b)マイク・レズニコフ(ds)
1st set:
1.Flamingo(Ted Grouya-Edmund Anderson)
2.Nostalsia in Times Square(Mingus)
3.Moon and Sand(Alec Wilder)
4.The St.Vitus Dance(Horace Silver)
5.The Eternal Triangle(Sonny Stitt)
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2nd set:
6.Crisis(Freddie Hubbard)
7.I Got It Bad(and that ain't Good)
8.In Walked Horace(J.J.Johnson)
9.Desert Moonlight(月の砂漠)(佐々木すぐる)
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by makotogotoh | 2017-03-28 04:11