2017年 06月 28日 ( 1 )

2017.6.27 Mike's Jazz Quartet @ Aketa's Mise

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久しぶりにマイクさんの笑顔をみるためと、彼のカルテットの演奏を聴くために、西荻のアケタまで。客席にはマイクさんにとって、昔からの友人であるピアノの土井一郎の姿が。土井は膵臓がんのため闘病中だが、健康状態はまずまず。その土井と、共通の知人の甥っ子でもあるベーシスト、Steve Wippleの話で大いに盛り上がる。
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オープニングはホレス・シルヴァーの名曲。バスドラのイントロで始まるハード・バップらしい名曲で、ピックアップからアルト・ソロ、続いてピアノ・ソロ、セカンド・リフからドラムとのチェンジと、きっちりとした構成。続くモンクの曲は、6/8。テンポは原曲より遅く、ワルツというよりバラードといった感じ。ピアノの関根は、リズミックなモンクとは対照的な流麗なアプローチを披露した。続いてジョニー・マンデルが音楽を担当、スーザン・ヘイワード主演の映画『私は死にたくない』の音楽からジェリー・マリガンのオリジナルを。ここでマイクさん、マレットを使って印象的なリズムを打ち出す。続いて2009年に87歳で死去したジョージ・ラッセルの「Ezzthetic」。伝説のヘビー級ボクサー、Charles Ezzard(1921~75)に捧げた楽曲で、大山がエリック・ドルフィー、ジェームス・スポールディングを彷彿とさせるスピード感のあるソロで盛り上げた後、軽めのボサで最初のセットを終了。
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セカンド・セットは、ゲストの土井をステージに迎えて1曲、スタンダードを。テーマをピアノとアルトで分けて演奏。2曲目からピアノが関根に戻って、デクスター・ゴードンの「Rainbow People」。これは大きな収穫だった。いつも思うことだが、マイクさんのステージは選曲がよい。他のミュージシャンが取り上げない、埋もれてきた名曲に光を当てる。この後はエリントンの「I Got It Bad」。吉野の暖かいアルコ、ジョニー・ホッジスとベニー・カーターを彷彿とさせる大山のアルトが本当に瑞々しい。このグループのハイライトだ。このカルテットは7月5日と6日の昼間、この場所でレコーディングを予定している。そして次回の公演は7月24日(月)。
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大山日出男(as)関根敏行(p)吉野弘志(b)マイク・レズニコフ(ds)
1st set:
1.St.Vitus Dance(Horace Silver)
2.Ugly Beauty(Themonious Monk)
3.Barbara's Theme(Gerry Mulligan)
4.Ezzthetic(George Russell)
5.Watch What Happens(Michel LeGrand)
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2nd set:
6.Stella By Starlight with 土井一郎(p)
7.Rainbow People(Dexter Gordon)
8.In Walked Horace(J.J.Johnson)
9.I Got It Bad(and that ain't Good)(Duke Ellington)
10.Nostalsia in Times Square(Charles Mingus)
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by makotogotoh | 2017-06-28 04:11