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音楽業界の崩壊から学ぶべき教訓とは?

池田先生のブログ「音楽のレッスン」より。そのソースはセス・ゴーディン(Seth Godin)氏のブログ「Things you can learn from the music business」から。この人は元ヤフーのマーケティングディレクターです。以下太字が引用。

あなたが音楽業界(の崩壊)から学べること
0. The new thing is never as good as the old thing, at least right now.
(新しいものは古いものより決してよくない、少なくとも今は)

⇒ネットによる音楽配信は将来必ず普及するということか?
1. Past performance is no guarantee of future success
(過去の業績は、将来の成功の保証にはならない)

⇒音楽産業は、団塊世代とともに発展し、やがて衰退する。
2. Copy protection in a digital age is a pipe dream
(コピープロテクションは、デジタル時代の空しい夢だ)

⇒デジタル時代はコピーされることが前提。
3. Interactivity can’t be copied
(双方向性、インタラクティビティはコピーできない)

⇒未来の音楽産業の勝者はコミュニティを作り、人々をつなぐことのできる個人だ。
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by makotogotoh | 2008-01-31 12:44

「冗談」のようなユニヴァーサルのホームページ

 大手レコード会社の情報発信力の劣化――もはや来るところまで来てしまいました。
 アマチュアの方のホームページや、個人のブログのミスなら笑ってすまされます。
しかし大手企業といわれるレコード会社のホームページで、こんなことがあっていいのでしょうか。
 まぁ、これを見てください。
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 お気づきでしょうか?そう、1月から3月まで、全部同じタイトルになっています。
店頭にお客さんに配布するチラシ(印刷物)だったら、クレームの嵐。即回収です。
 ではなぜこんなことが起こったのでしょう?以下推測です。
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by makotogotoh | 2008-01-30 04:29

有料音楽配信が日常化するのは時間の問題か?

昨日音楽配信について否定的な意見を書いたら、早速「音楽配信をますます加速する」ようなニュースです。
《Amazon.com が『Amazon MP3』の国際展開へ》
ソースはこちら
《Amazon.com は27日、オンライン音楽ストア『Amazon MP3』を世界中で利用できるようにすると発表した。Amazon.com にとって、デジタル音楽ストア首位の座を Apple の『iTunes Store』から奪う上で、さらなる大きな一歩を踏み出す格好だ。
 Amazon MP3 は、2007年9月に米国でサービスが始まったが、同社の発表によれば、2008年中に国際展開を開始するという。
 Amazon.com のデジタル音楽担当副社長を務める Bill Carr 氏は、声明のなかで次のように述べている。「米国以外で Amazon MP3 を利用できるようになるのはいつか、という問い合わせの Eメールが、世界中の Amazon.com ユーザーから何千通も寄せられている。今日、そうしたユーザーに向けて、Amazon MP3 が2008年に世界進出すると発表できることを嬉しく思う」 詳しいスケジュールは明らかになっていない。
 Apple の iTunes Store は、すでに世界中で広く人気を確立しているが、提供する楽曲の多くは、デジタル著作権管理 (DRM) で保護されている。一方の Amazon MP3 は、DRM フリーの楽曲のみを販売している。DRM で保護されている楽曲は、ファイルの利用方法やコピーに制限を受ける。
 市場シェアという点でみると、Amazon MP3 はまだ iTunes Store に大きく遅れをとっているが、いくつかの要素がこの挑戦を興味深いものにするかもしれない。
 まず、きわめて単純なことだが、Amazon.com が持つ到達範囲の広さだ。Web 最大の小売業者である Amazon.com は、その規模の大きさにより、すでに首位を確立している iTunes Store を本格的に脅かす独自の立場を築く可能性がある。また、4大レコード会社すべてを味方に付けていることも、Amazon MP3 の強みだ。》

今わたしが思いついた疑問と不安は以下の通りです。
1)現在もっとも普及しているmp3という規格で音楽ファイルを配信しても、その有効期間がどれくらいなのか?誰にも分からないだろう。将来、購入したmp3を再生できる音楽プレイヤーがなくなるかもしれない。

2)1ヶ月も聴けば十分というヒット曲はこのシステムでいいかもしれない。デジタル著作権管理 (DRM) も歓迎する。しかし文化性、歴史性、記録性、資料性を求める、ジャズのような音楽の場合はどうなるのか?CDのコストが高騰するのではないか?

3)将来は個人レーベルでも、自分でサーバーを立ち上げ、音楽ファイルをダウンロードで売るようになるのだろうか?ノーである。むしろアマゾンが検索サイトのグーグルと同じように、すべての流通の元締めになるような気がする。
 21世紀の音楽産業はすべてアマゾンに牛耳られるのでしょうか?
 ジャズのようにシェアの低いジャンルは、アマゾンでも売れないから、結局市場から淘汰されるような気がします。
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by makotogotoh | 2008-01-29 13:19

私が有料音楽配信を積極的に受け入れたくない理由

1)アルバムを作品として聴かなくなる。
 ミュージシャンは音楽を作り演奏います。音楽を聴くという行為に限定すれば、配信で十分です。しかしアルバム(LPやCD)は、演奏家以外の人間が関わって作られています。音楽という「もともと形のないもの」をディスクに刻み、ジャケットという包装パッケージで被うことで、「形のあるもの」にしたのは、ミュージシャンだけの力ではありません。
 もちろんミュージシャンなくして音楽は生まれません。ですが、それ以外の人たち(プロデューサー、デザイナー、ライナー執筆者)の協力もあるのです。
 だからアルバムとしての音楽を、私は最初に作った人たちの意図通りに受け入れたいと思っています。だからなのか、選曲家・DJと呼ばれる人たちが選んだオムニバス盤(コンピレーション)がどうしても好きになれません。

2)中古市場が成立しなくなる。
 ちょっとしたマニアなら、欲しいレコードがすぐに手に入らず、また長年復刻されずに、中古屋さんやオークションにお世話になったことがあるでしょう。レコード会社が、昔のアルバムを復刻する際に、保存盤などの資料がなく、コレクターや中古屋さんの協力を得ることもよくあります。
 音楽をパッケージ化されなくなったら、こうした面倒くさい作業も不要となります。
 だから音楽は演奏家が演奏→レコード会社が配信→ファンが購入すればよい、というものでしょうか。
 これは一見、効率的ですが、音楽を支えてきた、あらゆる中間人を排除することにならないでしょうか。
 私には店頭で手書きのコメントをみて、買ってしまったCDがたくさんあります。彼らも情報の発信者として立派に活躍してきた業績者だと思います。彼らの存在がなくなるのは、あまりにもさびしい限りです。

3)次の世代に何も伝えられなくなる。
 LPやCDのようなパッケージにして世の中に出せば、再発すれば、廃盤になっても、またその数が少なくても、不特定多数の誰かが手にする可能性が残ります。音楽という遺産を、次の世代に受け渡すことができます(もちろんその音楽の普遍的価値を判断するのは、次の世代です)
 書店がなくなり、ネット書店だけになったら、立ち読みはできなくなってしまいます。
 古本屋もなくなれば、過去の歴史を知る機会も減ってしまいます。
 同じ理由で、音楽も配信だけになれば、自分の興味のない音楽に触れる機会が激減するのではないでしょうか。
 たまたま手にした、耳にしたという偶然の出会いが、予期せぬ喜びや収穫をもたらすことは、みなさんよくご存知の通りです。

4)曲単位のダウンロードはナンセンス

 音楽配信のサイトを訪れると、ジャズの場合も、1トラックごとにダウンロードできるシステムになっています。これに意味があるとはあまり思えません。
 1トラックごとにいくらと設定していますが、たとえばライヴ盤の最初のMCだけで150円払ってダウンロードする人はいるでしょうか。いないでしょう。

5)オーディオ・ファンはどうなるのか?
 私はオーディオ・マニアではありませんが、高級オーディオ装置でオリジナル盤やSP、LP、CD、SACDなど聴いてきた人たちが、便利になったからといってダウンロードするようになるでしょうか。とても想像できません。

 もちろん私の家も「ウサギ小屋」なので、収納スペースに限界があります。増え続けるLPやCDも定期的に処分しなければなりません。ダウンロードにすればこうした処分する手間は省けますが、中古として他の人の手に渡る方が、音楽という文化にとって健全のような気がするのです。
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by makotogotoh | 2008-01-28 12:45

Oscar Peterson Tribute - Simply The Best

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カナダ国営ラジオ放送のホームページで2008年1月12日、カナダ・トロントのロイ・トンプソン・ホールで開かれた「Oscar Peterson Tribute - Simply The Best」コンサートの模様が聴けます。
各界セレブのスピーチをはじめ、モンティ・アレキサンダー、デイヴ・ヤング、ウルフ・ワケニウス、ジェフ・ハミルトンのカルテットの演奏やハービー・ハンコックのソロ「処女航海」も。
日本の国営放送もこれくらいやってほしいものです。
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by makotogotoh | 2008-01-27 07:28

タコ足配当的状況なレコード業界とは?

辰巳哲也(tp)さんのブログに面白い書き込みがありました。1月12日「レコード業界はタコ足配当的状況なのか?」以下《》内が引用です。
《(前略)近年いわゆるクラブジャズとかnu-jazzというカテゴリーで評価されている人達を使ってこんなことをしてしまっている。ここで収録されている演奏をしている人達にはイタリアや北欧のお洒落なジャズという記号が付いていた。私も好きだ。だけど、こんな下世話な企画をしてくれたおかげで少なくとも私の中でのイメージは終わってしまった。考えても見てご覧。DJブースでこのジャケットからレコード引っ張り出す行為を。あり得ないでしょう普通。これをプロデュースされた方はこれ系では大変に高名であることは百も承知しているけれど、こういう作品を出す事で、演奏している連中のイメージは愚か、ご自身のイメージにも大きな傷が付くとはお考えにならなかったのだろうか?》
 お考えにならないから、こうして出でいるのだと私は思います。
 たぶん演奏している連中にとって、コンピレーションに自分の演奏を入れることで、自分の音楽に興味をもつファンが増えるだろう、そうすれば自分たちのCDの売り上げも増えるし、来日公演のチャンスも生まれる、と思っているのではないでしょうか。
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by makotogotoh | 2008-01-26 06:35

ALL STAR BENEFIT TRIBUTE FOR PIANIST GEORGE CABLES

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 ソニー・ロリンズやデクスター・ゴードン、アート・ペッパーとの共演などで知られる人気ピアニストのジョージ・ケイブルズ(1944~)は、昨年の秋に肝臓と腎臓の同時移植手術を受けた。ケイブルズは人工透析を続けるなど現在静養中だが、手術に要した医療費が莫大な金額となったため、2008年1月25日(金)と26日(土)の2日間にわたり、ニューヨークの『Sweet Rhythm』でケイブルズを支援するためのオール・スター・ベネフィット・コンサートが開催される。
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by makotogotoh | 2008-01-25 12:45

Tetsuya Tatumi Quartet with special guest@B Flat

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1月21日(月)赤坂ビーフラットに、辰巳哲也カルテットwith Special Guestを聴きに行きました。Special Guestとは誰だったのでしょう?
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これは辰巳さん。40年代のディジー・ガレスピーのようなファッションです。
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by makotogotoh | 2008-01-24 07:32

2008年1月11日 ピーターソンのトリビュート・コンサート

ウルフ・ワケニウス(g)から業務連絡。
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2008年1月11日(金)、カナダのトロントで、オスカー・ピーターソンのトリビュート・コンサートが開催された。クインシー・ジョーンズ、ハービー・ハンコック、ナンシー・ウィルソンなど豪華スペシャルゲストが多数参加した。自由席のため、90分のコンサートのために早朝5時半から並ぶファンもいたという。
 ワケニウス(g)は、モンティ・アレキサンダー(p)、ジェフ・ハミルトン(ds)、デイヴ・ヤング(b)のカルテットで演奏した。シティニュースのサイトはこちら。1分16秒の動画もあり。
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by makotogotoh | 2008-01-23 07:48

ハンプトン・ホーズの名曲「Sonora」の謎

 人気ピアニストのハンプトン・ホーズ(1928~77)が書いた名曲に、「Sonora」(日本語ではソノラまたはソノーラと表記)があります。《ワルツ・テンポで日本人好みのする哀愁溢れるメロディをもった曲》というのが一般的な感想のようです。このオリジナル演奏は『Spanish Steps』(Black Lion)に入っています。
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これですね。
 と思っていたら、ホーズが残したもうひとつの別のアルバムにも、なんと同じ「Sonora」という曲が入っているではあ~りませんか!
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by makotogotoh | 2008-01-22 00:05