Stephane Grappelli / Parisian Thoroughfare


名門レーベルの超有名盤は何度も復刻されるし、オリジナル盤ですら、お金さえを出せば買える可能性は高い。しかし、このクラス(=作品の知名度が低く、購入者が手放さない)の作品は、いざ探しても見つからないことが多い。入手できるときに入手しておくべきである。これはこの春、「夜ジャズ」にひっかけた「春ジャズ」企画で再発された1枚。理由はどうあれ、この名盤がふたたび入手可能となったことは喜ばしい。サー・ローランド・ハナが作曲したTwo CuteとPerugiaといわれて、そのメロディが思い浮かぶファンはどれくらいいるのだろうか。これはその2曲を知らない人に聴いて欲しいアルバム。グラッペリのアルバムだが、アレンジはサー・ローランド・ハナが担当。ハナ+ムラーツ+メル・ルイスはサド・ジョーンズ=メル・ルイス楽団のリズム・セクション。ライナー・ノーツはマイケル・カスクーナ。当時はまだフリーランスで、ブルーノートの倉庫に入る前だった。その最後の一文が印象的だ。
The marriage of Grappelli with Hanna and friends in one of that illustrates the artistory of all concerned.
本作の3日後、このリズム・セクションに、同楽団のメンバーでもあったペッパー・アダムス(bs)を加えた『Ephemera』(Spotlite)が録音されている。そちらまだ一度もCDで復刻されていない。2007年4月25日発売。 MZCB-1127
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# by makotogotoh | 2007-08-25 21:37

Mathias Algotsson Trio/In Copenhagen


2006年3月、『Young And Foolish』で日本デビューを果たしたマティアス・アルゴットソンの第2弾。黄金時代のピーターソン・トリオを支えた名手エド・シグペン(ds)と、カトリーヌ・マッズセン(vo)の夫でもあるイェスパー・ボディルセン(b)とのトリオ。1971年ストックホルム生まれというマティアスのスタイルは、(6)を聴けば一発でわかるようにピーターソンをコンパクトにした感じ。曲によってバロック音楽のアプローチを使うあたりはルイス・ヴァン・ダイクやジョン・ルイスにも通じる部分もある。(1)のタイトルはエド・シグペンのニックネーム。リズム・チェンジのシンプルなナンバーで、小気味よくスイングしていく。1曲目からハッピーでスイング感溢れる演奏で惹きつける。(3)はロバート・マルンベルグが『LINNEA』でも取り上げていた佳曲。(4)は6/8のリズムが新鮮。(7)は意欲的なソロ。(8)は曲としては意欲作だが、途中でFOするのが残念。軽やかな(2)もいい。そして(5)と(10)のバラードが絶品!
(曲目)1.Mr. Taste 2.Manhattan 3.Jag Har Bott Vid En Landsvag 4.Bye Bye Blackbrid
5.But Beautiful 6.Copenhagen 7.Take The A Train 8.Life 9.The Blues
10.Smoke Gets in Your Eyes

2007年09月19日発売。SOLSV0006。
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# by makotogotoh | 2007-08-25 20:25 | ピアノ

Carsten Dahl Trio / Bebopish Rubbish Rabbit


2007年2月コペンハーゲンで録音されたカーステン・ダールの新作。秀才と凡才は結構みかける昨今において、この人は珍しく鬼才・天才の類に属するだろう。ダールにとってのジャズとは、基本はワンテイクの一発勝負。テイクを重ねればいい演奏ができるものではない。だから出てくる音の集中力が違う。前々作『Blue Train』と同じメンバーで同じピアノを弾くダール。詳しくはライナーノーツに。この「うさぎのイラスト」は彼の娘によるもの。2007年8月21日発売。MMEX-115
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# by makotogotoh | 2007-08-24 01:04 | Marshmallow