素人は黙って引っ込んでいるべきか?(la_causette)

小倉秀夫(弁護士)のブログla_causette「黙って引っ込んでいるべき素人」より。
《最近ネットでは、「素人は黙って引っ込んでいろというのか」云々という言い回しが流行っているようです。》
《専門家が思わず耳を傾けてしまうような、超一流の素人になってから、そういうことは言ってください》⇒どんな立派な専門家も、最初は素人だったのでは?
《(前略)IT技術の発展による社会のフラット化って、専門家の活動を素人の思いつきレベルに引き下げようという動きではなかったはずなんですが、日本ではどうも誤解されているような気がします。》
ネットの便利さにかまけたのか、専門家の平均レベルも下がってしまったようです。
評論家しかり、編集者しかり。思いつきの仕事でも、(売れれば)一応、仕事とみなされるようになってしまった。そのため多くの人が、思いつき以上の仕事をしなくなってしまった。
その結果、思いつきではない立派な仕事が、正当に評価されにくくなってしまった。
思いつきの仕事と、そうでない仕事を、きちんと峻別できる人が少なくなってしまった。
仕事もいろいろです。
[PR]
# by makotogotoh | 2007-09-26 12:33

このジャケットはアメリカ人の俺から見ても最悪だ(ある米人)。

a0107397_7583821.jpg以下、あるアメリカ人との会話。
後藤:日本の音楽ファンは、よく“ジャケット買い”をするんだ。
ある米人:なんだ、その“ジャケット買い”って?
後藤:《ジャケットがいいアルバムは、中身の音楽もいい》という、まぁ一種の迷信だ。日本にはどのジャンルにも、そういうファンが少なからずいて、いわゆるセクシーなジャケット、芸術性の高いジャケットに“一目ぼれ”して、そのCDを買う人がいるということだ。ジャケットばかり集めた美術本も出ているくらいだ。
ある米人:では一部のレーベルに顕著な、女性のヌード写真や、脚線美を強調したデザインが多いのはなぜ?
後藤:そういう志向をもつ、日本人男性を狙ったものだろう。女性の裸を商品化したようなジャケットは、女性のジャズ・ファンは敬遠すると思う。
    ところで、ジョン・メイヤーの前作だが、日本人は“ジャケ買い”しないと思う。残念ながら。
ある米人:日本人の基準は、よくわからない。しかし、このジャケットは、アメリカ人の俺がみても、最悪だな。とても買いたくなる代物ではない。
後藤:そうかもしれんが、彼にとっては最愛の妻なんだ(苦笑)。

ベテラン・ピアニストのジョン・メイヤーも少し反省したのか?今回は芸術性の高いジャケット(上参照)で頑張ってます、はい。RSR CD 191。
[PR]
# by makotogotoh | 2007-09-25 08:02

演奏家にとっての社会参加とは

a0107397_8322592.jpg
 昨日の続き。多田さんの『寡黙なる巨人』を読んで、真っ先に思い浮かんだのは、オスカー・ピーターソンバリー・ハリスのことだ。脳梗塞に倒れた彼らも、以前のようにピアノが弾けないと分かった時、多田さんと同じ「絶望の淵」に立ったことだろう。そして彼らもリハビリテーションを続け、その後見事、復活したことは広く知られている。
 もちろんピーターソンもハリスも、両手を使った速いフレーズを、以前のように弾けるわけではない。でもこの事実だけで、ジャズ・ミュージシャンとしての生命が終わった、と判断すべきではない。
 今でも彼らは聴衆を前に以前と同じようにステージに立ち、演奏し、その演奏を聴いた聴衆は惜しみない拍手や喝采を送っている。演奏者が聴衆と、音楽の感動を共有している。
聴衆の前で演奏し続ける。これぞ彼らの社会参加だ。
[PR]
# by makotogotoh | 2007-09-24 08:36