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2026.1.17 Akiko Toyama Trio@Salt Peanuts

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外山安樹子トリオ、今年の初仕事は江古田そるぴから。大学共通テスト初日、人身事故と信号設備点検で西武池袋線が運転見合わせ。間に合うか心配だったがなんとか到着。店内BGMは横原由子の『Violet for Your Furs』。最初のセットは、季節(春夏秋冬)にちなんだオリジナルとスタンダードで。タイトル未定の新曲は飛行機ネタ。ドキドキ、ハラハラの急速調。リズムがサンバ、4ビート、アフロとどんどん変化。後半のセットは、初期のアルバムから取り上げ、有名曲では映画『ディア・ハンター』のテーマまで。初期の作品はベースが、最近の作品はドラムスが大変ということで納得。2026年の目標は、結成20周年を見据えたニュー・アルバム制作とのこと。アンコールは昨年発表のバラード・アルバム『The Water Is Wide〜Timeless Ballads』で再演したオリジナルで無事終了。
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外山安樹子(p) 関口宗之(b) 秋葉正樹(ds)
1st set:
1. Spring Lake
2. Summer Night (Harry Warren)
3. Autumn in Odori Park
4. Warm Snow
5. タイトル未定(新曲)

2nd set:
6. This Must Be the Place
7. Miff's Walk
8. Ambition
9. Cavatina (Stanley Myers)
10. White Snow Samba
Encore:
11. Somewhere In Time〜いつかどこかで


# by makotogotoh | 2026-01-18 04:11 | 外山安樹子

Offering Flowers / Yoshiaki Okayasu

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2025年12月24日に発売された岡安芳明の新作『Offering Flowers』は、九州を拠点に活躍したピアニスト、野本秀一(1968-2023)に捧げている。トリビュート・アルバムを制作するとき、故人ゆかりのナンバーを取り上げることが多いが、岡安は全編、新曲を用意。新曲といってもブルースと循環ものが中心。どの曲のメロディもシンプルで自然、非常に聴きやすい。編成は2テナー+ギターと変則的だが、構成に工夫を凝らし、シンプルなリフが効果的に配置されている。
 レコーディングにあたり、岡安には「野本と関わりの深いメンバーと録音したい」という気持ちがあった。そこで絶対的信頼を寄せる安保徹(1963-)と、故人の遺志を継ぎ、九州で活躍を続ける若手3人(桝屋良平、田中誠、亀井俊児)を起用。野本とは『The Feeling Of Jazz』『Sweet Standards』『Now We're Funkin'』と3枚のアルバムを制作したが、葬儀には参列できなかったのが心残りだった岡安。いつか天国の野本に届けようと構想を練り、そのアイディアを実現させたのが本作である。

桝屋良平(ts):1989年下関市生まれ。下関商業高等学校出身。
田中誠(b):1983年8月24日北九州市生まれ。北九州大学でジャズ研入り、ウッドベースを開始。卒業後ゲームセンター運営会社に就職するが27歳の時に退職。その後、音楽のみで生きていくことを決意。
亀井俊児(ds):1989年北九州市生まれ。八幡高等学校を経て甲陽音楽学院に進学。2004年の卒業後は、北九州を拠点に活動中。
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 野本秀一は1968年11月10日大分県生まれ。4歳でピアノを始め、九大ではジャズ研に所属。福岡でテレビ局勤務の後、1994年からプロのピアニストとして独立、生涯バップ・スタイルを貫き、小倉で「カサブランカ」、熊本で「Live & Dining bar 酔ing」という2つのライブスポットを経営する。岡安とは、名ドラマーの岡山和義(1938~2015)の紹介で知り合った。
 野本を知る人は、口を揃えて「とにかくジャズが好きで、熱い人」と語る。演奏後の打ち上げで酒が入ると持論を熱く語る野本。論争をふっかけらることもあったが、自分に正直で不器用な生き方を貫いた。2018年から闘病生活を送るが、2020年以降のコロナ禍が飲食店業界全体にも衝撃を与えた。
 野本の訃報は、仲間を悲しませるだけでなく店の存亡へ直結。ジャズ・ミュージシャンが演奏できる場所、地元のジャズ・ファンが集える場所が消えてしまうのではないか、誰もが店の存続を心配した。
 結果、小倉「カサブランカ」はテナーの桝屋が新オーナーとなって引き継ぐ。桝屋は野本の遺志を継ぎ、2023年10月下旬からクラウドファンディングで店存続のための募金を開始。68人から945000円を集めた。もうひとつの店「Live & Dining bar 熊本・酔ing」もテナー・サックス奏者の中田博(1970ー)がオーナーとなって現在も営業中だ。

1:テーマの後、2テナー+ギターのリフ。ソロは田中が弓弾きベースで先発。雰囲気は「Whims of Chambers」。ギター・ソロのバックで、2管のハーモニーとリフが入る。
2:バラード。岡安&安保のデュオで、心のこもった見事な演奏。
3:イントロはベース。AABA32小節。テーマは2管+ギターのユニゾン。60年代初頭、スイングヴィルに残されたコールマン・ホーキンスの作品に通じるシャッフル・ビートが心地よくスイング。
4:野本に捧げたブルース。2テナー+ギターのユニゾンでテーマを2回。ソロは桝屋が先発で2コーラス、続いて安保が貫禄の3コーラス。岡安のソロは4コーラス。3コーラス目から倍ノリを仕掛ける。
5:異色のトラックで全編ドラム・ソロ。亀井俊児のショーケースである。一応テーマはA(4)A(4)B(4)の12小節だが、エンディングは別。岡安は亀井にスポットを当てたかったようだ。
6:Dフラットの循環もの。メロディの雰囲気はエリントン&ホッジス。後半は2管リフとギターの掛け合いが楽しい。
7:ミディアム・アップのAABA32小節。ソロの先発はギター、バックで2管リフ入り。ソロは安保に続き、桝屋がリフとの掛け合い。後半は3人のバース・チェンジ。ドラム・ソロの1コーラスを経て、ラスト・テーマに戻ってエンディング。
8:プレイバックを聴き直した岡安は、この曲を後日追加で録音した。エリントンは『ビリー・ストレイホーンに捧ぐ』の録音時、メンバーが楽器を片付けるなか「Lotus Blossom」を弾いた。その時の感情はどのようなものだったのか。ここに聴かれるソロも、野本との楽しい思い出、旅立ってしまった寂しさ、そして感謝といった複雑な思いが凝縮されている。
# by makotogotoh | 2026-01-17 04:11 | 岡安芳明

2026.1.15 Yoshiaki Okayasu Quartet@SoulTrane

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新年1発目のライヴ。今月はオルガンの金子雄太に代わり、ベースの本川悠平が参加。本川は1981年川越市生まれの44歳。高校時代に吹奏楽部にてコントラバスを始め、早大入学後ワセオケに所属。コントラバスを志賀信雄氏に師事。大学3年時にジャズに傾倒、ダンモに入り。卒業後、本格的な演奏活動を開始。これまで椎名豊、岸ミツアキ、井上祐一、堀秀彰といったピアニストと共演。現在は自己のトリオ、様々なバンドのレギュラーとして活動中。この日は昨年、12年ぶりのリーダー作アルバムを出した愛弟子の佐津間純も駆けつけ、華やかな雰囲気に。岡安が昨年10/11(土)に、渋谷Body&Soul初出演時のベースも本川だった。
おじさん2人による熱いボクシング談義に続き、最初のセットはギターとベースのデュオから。3曲目からカルテットとなり、4曲目ではタイトル未定だった新曲(ノリのよいアップテンポのナンバー)を披露。後半のセットは佐津間も加わって、2ギター+ベースからスタート。「Centerpiece」はハリー・エディソンのオリジナル。山口県美祢市に一軒家を改装した同名のカフェ・レストランがある。ここからホームストレッチ。ホーキンスの「Stuffy」は、途中でリズムブレイク。岡安は安保との掛け合いで見せ場を作り、本川を挑発。この後はアリス・バブスに捧げたバラードを経て、再び佐津間も加わってエリントン・ナンバー。新年の幕開けらしく、盛りだくさんの内容で無事終了。
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岡安芳明(g) 安保徹(ts) 本川悠平(b) 山下暢彦(ds) 佐津間純(g)
1st set:
1.Satin Doll (g+b duo)
2.Body and Soul (g+b duo)
3.Out of the Sight of A
4.Wanna Go (Okayasu)
5.Mood Indigo
6.Blues in the Closet

2nd set:
7.Misty (2g,b only)
8.Autumn Leaves (2g,b only)
9.Centerpiece (Harry Sweets Edison)
10.Stuffy
11.Song for Alice (Okayasu)
12.What am I here For-Things Ain't What They Used to Be(Theme)
Encore:
13.It Don't Mean a Thing (If It Ain't Got Swing)
# by makotogotoh | 2026-01-16 04:11 | 岡安芳明