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ABC Paramount 135の謎。

Oscar Pettifordの『Oscar Pettiford in Hi-Fi』(ABC Paramount)は、短命に終わったモダン・ビッグ・バンドの名盤として知られ、現在はVol.2と合わせた『2in 1』の徳用盤で入手可能だ。この名盤について、ある友人から「Kenneth Lee Karpeの英文ライナーのソロ表記に疑問がある」という連絡を受けた。早速確認したところ、以下のような間違いがあった。

「Nica's Tempo」(作曲Gigi Gryce)のtrumpet soloは、Ernie Royalではなく、Art Farmerが正しい。

「Speculation」(作曲Horace Silver)のtenor soloは、Lucky Thompsonではなく、Jerome Richardsonが正しい。
人間は間違いをする生き物である。英文のライナーがつねに正しいとは限らない。とくにビッグ・バンドのソロ・オーダー表記には細心の注意が必要だ(最近は曲目の解説すらないライナーノーツも多いが)。
by makotogotoh | 2012-09-01 04:11
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