これまで日本人を数多く教えてきたバリーさん。当然、ミュージシャンの訪問客も多い。ざっと見かけただけでも今泉正明、紙上理、澤田和範、井上祐一、井上智、金子健、国分弘子、木住野佳子、近藤大地など。そこに一般ファンと、秋山仁、由美かおる、立川志の輔といった、スローボートの仲間、良さんの知人・友人が全国から多数駆けつけた。 180人以上の予約客で予定時刻になっても受付が終わらず、20分遅れての開演。長年サポートしてきた高堂理さんの司会でメンバー紹介。ルバート・ソロの「深い愛情」から始まるのは前日と同じだが、その日の気分や流れに任せた選曲なので、リズムの2人に緊張感が走る。緩急混ぜての選曲だが、やはり美しいタッチと、一粒一粒の音に祈りをこめたソロが泣かせる。特に「Lotus Blossom」。Strayhornを失った時のEllingtonの心情と、良さんの訃報を知った時のバリーさんの心情が、ピタリと重なる。 1st setが終了したのが19時45分なので、これで約90分のステージ。30分の休憩後、20時15分過ぎからの2nd setも、Monk,Powell、Balladのてんこ盛りで約90分。半年後には86歳を迎えるというのにこのプレイはまさに超人的。3つの数字で作るカラオケ・タイム、お馴染み「Nascimento」で、客席は総立ちで歌って手拍子。結局、予定されていた玉川健一郎(vo)の出番はないまま22時に終了。終演後も、多数の面会者と余韻に浸るファンで混雑状態が続く。 バリーさんは毎週火曜にニューヨークでワークショップを行っている。だから火曜の夜には戻らなければいけない。3月末から急ピッチで準備し始めた今回の来日。すぐ「日本に行く」と回答した決断力、行動力、そして気力と体力に圧倒される。わずか5日間の滞在で札幌、大阪、東京の3箇所を周り、全公演を成功させた。 1st set: 1.Fukai Aijo(solo)/Like Someone in Love(trio) 2.All God Chillun Got Rhythm 3.Ruby,My Dear 4.Woody N' You 5.Duke Ellington Medley:Lotus Blossom(Strayhorn)/Duke with Love(Barry Harris)/Prelude to a Kiss(Ellington) 6.A Night in Tunisia 7.I'll Keep Loving You 8.I Want to Be Happy 9.Willow Weep for Me 10.How High the Moon 11.Nascimento 12.My Heart Stood Still 13.It Could Happen to You 14.Off Minor/Un Poco Loco 15.A Time for Love 16.I'll Remember April 17.Everything Happens to Me 18.Heart and Soul 19.Ladybird 20.Over the Rainbow 21.Round About Midnight 22.Let's Monk(Barry Harris) 23.Tokyo 3-5-6 24.Nascimento Encore: 25.Somebody Loves Me
by makotogotoh
| 2016-06-06 04:11
| 福居良
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