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2018.5.24 Yoshiaki Okayasu Trio @ SoulTrane

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 しばらく同じ顔ぶれのトリオが続いているが、実に楽しい。井川にとって、岡安は兄貴のような存在。2人の表情を見ているだけで微笑ましい。ギターのフレーズ、岡安の動きに全神経を集中させ、とにかくキャッチアップしようという井川と、バンドを自然かつ自由に牽引する岡安との対比がじつに興味深い。この日は、曲目紹介やMCは全くなしで演奏に集中。あまり演りなれない曲、人前でやるのは初めてという曲を集めて演奏した。最初のセットはビリー・エクスタインの「Second Balcony Jump」でスタート。これはもちろんバレル流。ファースト・テーマの後、決まりのリフの1コーラスを経てソロ。続く「But Not For Me」は、ソロ・バラードではなくミディアムのトリオ。メロディアスなプレイを信条とする井川が、2コーラスのソロで盛り上げる。続く「That's All」はバラードで演奏し、聴き手を魅了。マット・デニスの「Angel Eyes」は軽いボサ。全体としては60年代後半のウエス・モンゴメリー風に。ラスト・テーマはサビから後半のみと短く仕上げる。
 後半のセットは、バンマスの指令でベースのソロでスタート。俵山は自己のバンドでの愛奏するオリジナルを披露。中近東とインドを旅した俵山が、帰国後、津軽三味線をイメージして演奏した。その後トリオに戻って、ダメロンの「Our Delight」。ここでドラムの井川をフィーチャー。ラストの「Cherokee」では井川が、熱いソロの途中で迷子になったが、アンコールで再度挑戦、見事挽回して無事終了。密度の高いソロと遊び心あふれるステージに、最前列で観ていた俵山ファンの女性客も大満足の一夜となった。
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岡安芳明(g) 俵山昌之(b) 井川晃(ds)
1st set:
1.Second Balcony Jump
2.But Not for Me
3.That's All
4.Angel Eyes
5.Will You Still Be Mine
6.I'll Close My Eyes(g solo)
7.You'd Be So Nice to Come Home to
8.Billie's Bounce-Theme-
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2nd set:
9.Oriental Walk(b solo)
10.My One and Only Love(b solo)
11.Our Delight
12.Peace
13.Sultry Serenade
14.Danny Boy-What a Wonderful World(g solo)
15.Rhythm-A-Ning
16.Cherokee
17.Things Ain't What They Used to Be-Theme-
Encore:
18.Cherokee
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by makotogotoh | 2018-05-25 04:11 | 岡安芳明
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