![]() 最初のセットは、おなじみのエリントン・ナンバー。テーマはユニゾンでなく、佐津間がメロディの3度上を弾いてハーモニーをつける。続くダメロンのナンバーは、ボサ・リズム。ここで岡安が、佐津間の用意してきた譜面を見る。岡安が昔書いたオリジナル「アフェクション」だ。佐津間は学生時代にコピーしたという。作曲者の岡安にとっては20年ぶりの挑戦。弟子が師匠をリードする形の演奏で盛り上がる。ここで気分を変えてマイナー・キーの曲。さらにエリントン・ナンバーの「All too Soon」と続く。最後は佐津間のリードで「Here Comes C.T.」。演奏の後半は両者のチェイスでさらに盛り上がって終了。 後半のセットは岡安がリードの「四月の想い出」からスタート。続いて佐津間がリードの「Love You Madly」。再び岡安がリードの「My Romance」と続く。ここで客席にいた弟弟子の浅葉裕文が登場。佐津間&浅葉のデュオで「Rose Room」を。浅葉はチャーリー・クリスチャンやバーニー・ケッセルが得意としたチョーキングも披露、フレッシュな演奏で盛り上げる。さらに浅葉に代わって兄弟子の釘宮正豪が登場、佐津間と「All The Things You Are」をデュオで。 この後、岡安が戻りギター・ソロを2曲連続で。先発の岡安はサド・ジョーンズの「A Child Is Born」。後発の佐津間はクルト・ワイルの「My Ship」を。どちらも見事な演奏だが、佐津間のギターからは、より高級感のある音が放たれる。ここで吹上綾も呼ばれ、スタンダードを1曲披露。さらにブルース、アンコールと続き無事終了。 これまで弟子とのデュオを何度か観てきたが、佐津間は大物の風格に満ちていた。多くの弟子が緊張するという師匠との共演にもかかわらず、余裕すら感じさせた。師匠のオリジナルを譜面にするなどの準備も怠らず、細かい配慮が随所に感じられ、演奏だけでなく、器の大きさも実感させた一夜となった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 1st set: 1.What Am I Here For 2.If You Could See Me Now 3.Affection 4.Softly As In A Morning Sunrise 5.All Too Soon 6.Here Comes. C.T. 7.Things Ain't What They Used To Be 2nd set: 8.I'll Remember April 9.Love You Madly 10.My Romance 11.Rose Room 浅葉裕文(g)+ 佐津間純(g) 12.All The Things You Are 釘宮正豪(g)+佐津間純(g) 13.A Child Is Born 岡安芳明(g) solo 14.My Ship 佐津間純(g) solo 15.I Can't Give You Anything But Love with 吹上綾(vo) 16.C Jam Blues Encore: 17.Take the A Train ![]()
by makotogotoh
| 2020-03-20 04:11
| 岡安芳明
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