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2022.07.14 Yoshiaki Okayasu & Tohru Ambo Duo @SoulTrane

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 1962年7月12日生まれの岡安芳明が還暦を迎えた。
「60歳に見えませんね」
「はい、よく言われます」

 今月は2デイズで、安保徹とのスーパー・デュオ。長年の友人に盛大に祝ってもらおうという企画だ。
 外は雨模様、初日ということで客足が心配されたが、師匠の還暦を祝う弟子や常連客が数多く駆けつけた。
 
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岡安と安保の出会いははっきりしない。安保の記憶によれば新宿Jのジャム・セッションとのこと。当時Jのジャム・セッションには、飛び入りのテナーが多く、さばくのが大変だったようで、安保も普段演奏しないキーを指定された。
 1993年5月に録音されたデビュー作『ミッドナイト・ブルー』のライナーには、メンバー安保徹の一言が記されている。

 岡安芳明さんはプレー最高、人物最高、ジャズのハート最高!!

 録音スタジオで意味不明の行動をとることの多い安保だが、それでも傍にいると安心するという岡安。
 
上記デビュー作のプロデューサー曰く「『ミッドナイト・ブルー』の日本版を作りたいが、初リーダー作なので、ベースとテナーは知名度の高い人でお願いしたい」。
 しかしそこは岡安。レコード会社の企画編成会議で「テナーは安保徹、ベースは金子健で行きたい」と宣言。もちろん当時は誰も知らない無名の若手。これで失敗したら2作目はない。
 録音を終え、完成された作品を聴き、スタッフは一同喜んだ。以来、岡安の人選に注文はつかなくなった。
  還暦を迎えた岡安は「会える人には会っておこう」「言えることは言っておこう」と思うようになった。そして、これまでのリーダー作が多くの支持を得ることができたのも、盟友、安保徹の貢献があったからだという。
 
 最初のセットは、岡安のソロで静かにスタート。5曲のスタンダードを2つに分けて演奏。その後、雰囲気はガラリと変わりディープなブルースに。安保はオブリガートで入り、そのままソロに入って大熱演。今日のギターアンプはリバーブが強く、岡安のソロも派手めだ。安保は森山良子のリクエストで発売されたという森下仁丹ののど飴を岡安にプレゼント。今日は30年前に発売されたCDを持参し、懐かしい話(前述)を披露した。キングレコードの由緒ある第一スタジオでの録音。スペシャルゲストの横山達治(2022年3月某日死去)が珍しくネクタイを着用。というのも、この時はビデオを撮ったからだ。

 後半のセットは愛弟子・佐津間純とのデュオでスタート。寄り添うようなバラードと4つ切りリズムが冴えるミディアムでの躍動感。続いてウマちゃんこと馬田一郎が登場。馬田は神戸出身だが活動拠点を東京に移し、寺島優樹、 公手徹太郎とのトリオで阿佐ヶ谷マンハッタンなどに出演している。馬田はピッキングのアタックが強く、ソフトな岡安とは対照的なスタイルだ。「Like Someone in Love」は、2ギター&テナーのトリオで楽しく演奏。
 ここからデュオに戻ってバラード。そして最後もバレルの『ミッドナイト・ブルー』から。
 岡安と安保はここ2年、共演の機会はなかった。それでも今日は昨日もやったような感覚で演奏できた。30年前は、地方ツアーはどこに行っても超満員で、拍手の渦。多くのファンと感動を分かち合え、毎日毎日がスイングの中にいて、ジャズ・バンドの楽しさを実感した。この夜も当時の熱気を再現して盛り上がり、アンコールは最近よくやるセロニアス・モンクのブルースで無事終了となった。
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岡安芳明(g) 安保徹(ts)
1st set:
1.Medley:I Remember You-In a Sentimental Mood
2.Medley:Look for the Silver Lining-Someone to light Up My Life-A Child Is Born
3.Blues for Basie(Kennu Burrell) with 安保徹(ts)
4.Gravy Night(Yoshiaki Okayasu) with 安保徹(ts)
5.Body and Soul(Johnny Green) with 安保徹(ts)
6.All of Me(Gerald Marks-Seymour Simons) with 安保徹(ts)
7.It's Getting Dark(Kenny Burrell) with 安保徹(ts)
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2nd set:
10.The Things We Did Last Summer(Jule Styne-Sammy Cahn) with 佐津間純(g)
11.Gone with the Wind(Allie Wrubel-Herb Magidson) with 佐津間純(g)
12.Out of Nowhere(Johnny Green-Edward Heyman) with 馬田一郎(g)
13.Like Someone in Love(Jimmy Van Heusen-Johnny Burke) with 安保徹(ts)、馬田一郎(g)
14.These Foolish Things(Remind Me of You) (Jack Strachey-Holt Marvell) with 安保徹(ts)
15.Chitlins Con Carne (Kenny Burrell) with 安保徹(ts)
16.If I Were a Bell (Frank Loesser) with 安保徹(ts)
Encore:
17.Misterioso(Thelonious Monk) with 安保徹(ts)
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by makotogotoh | 2022-07-15 04:11 | 岡安芳明
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