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2022.7.20 Mike's Jazz Quartet +1 @ Aketa No Mise

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 半年ぶりのマイクさん。夜になっても蒸し暑い7月下旬。この日はゲストに高瀬龍一(tp)を迎えたクインテット。1964年福岡出身の高瀬は、これまで多くのバンドで活躍してきたベテラン。クールな音色と抑制の効いたソロが印象的な名手だ。
 この日はキャノンボール・アダレイ初期のレパートリーでオープニング。初演(1955年)ではキャノンボールの作曲とされたが、1961年の再録時に実弟のナット作と訂正、「Teaneck」と改題。タイトルは「ちょっと一杯」の意。
 2曲目は初期ハンコックのファンキーなナンバー。ソロの最後はベースが取る。
 3曲目はアルゼンチンの出身で、同地の映画音楽を多く手掛けた人気作曲家の作品。父親はチェコスロバキアの出身ではないかという。アート・ファーマー、ジェリー・マリガン、キャノンボールらも取り上げている曲でリズムは6/8。ソロはベースが先発、その後トランペット、アルト、ピアノと続く。しっとりとした演奏。
 4曲目はチック・コリアがブルー・ミッチェルのバンドにいた頃に書いたオリジナル。コード進行は「You Stepped Out of A Dream」。メロディはチック独自。初演は『The Thing to Do』で、アル・フォスターがアロイシャス・フォスターとしてクレジットされている。ソロはアルトが先発。大山はパーカー・フレーズ連発で大熱演。トランペット、ピアノと続き、最後はドラムのソロもフィーチャー。
 後半のセットは、セロニアス・モンクのオリジナルからスタート。タイトルはmad、crazyの意。ソロはアルトが先発。続く関根がモンクの曲ならではの雰囲気を高め、最後はベースとドラムのバース・チェンジ。
 続くスタンダードの「Too Close for Comfort」。ドラムのカウントから、アルトとトランペットでテーマを吹き分ける。ソロはピアノが先発、アルト、トランペットの順。アルバート・ヒースのようなシンバル・レガートとバスドラのキックが心地よい。
 3曲目の「Home at Last」は、ハンク・モブレー晩年の組曲から。リズムはボサ。テーマは2管のユニゾン。ソロはトランペット先発。トランペッター高瀬の魅力が横溢。モブレーは多くの名曲を残したが、これはあまり知られていない佳曲。
 最後はポール・チェンバースの『GO!』に入っているスタンダードの「Just Friends」。ソロはアルト、トランペット、ピアノ、ドラムの順。全盛期のジミー・コブを彷彿とさせるシャープなドラミングで無事終了。
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Mike Reznikoff(ds)高瀬龍一(tp)大山日出男(as)関根敏行(p)吉野弘志(b)
1st set:
1. A Little Taste [aka Teaneck] (Nat Adderley)
2. Driftin' (Herbie Hancock)
3. Sometime Ago (Sergio Mihanovich)
4. Chick's Tune (Chick Corea)

2nd set:
5. Nutty (Thelonious Monk)
6. Too Close for Comfort (Jerry Bock- George David Weiss-Larry Holofcener)
7. Home At Last (Hank Mobley)
8. Just Friends (S.Lewis-J.Klenner)
by makotogotoh | 2022-07-21 04:11 | マイク・レズニコフ
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