CNET Japan オンラインパネルディスカッションを読めば少し参考になるかもしれない(し、ならないかもしれない)。
以下、複数の識者のなかで圧倒的支持を集めていた佐々木俊尚さんの意見から。 《(前略)雑誌の世界では、純然たる記事とタイアップ記事はきちんと峻別されなければならないというのがかつての常識で、タイアップ記事には「これは広告です」「広告記事」という注意書きがわかりやすい場所に掲示されていました。ところが雑誌のマーケットが縮小し、どこの雑誌も収益低下に四苦八苦するようになった九〇年代後半以降、このルールはなし崩し的に崩壊して、いまや広告と純粋記事の境界はきわめて曖昧になってしまっています。(後略)》 信頼できる記事はゼロ、全面広告としか思えない雑誌もありますよ。 《(前略) 最低限ブロガーの皆さんに求めたいのは以下の項目です。 (1)金銭の提供があったかどうか。 (2)商品の提供があったかどうか。 (3)商品は返却を求められているのかどうか。》 つまり、自分でカネを払って買ったモノについて書いていたらそのブログは信頼できる。 もらったモノについて書いていたり、おカネをもらってモノを紹介したブログは信用できない。 ということなのだろう。モノやカネをもらって書いた否かが、判断の(最低限の)基準だなんて……。そこには善意や良識、モラル、人間の感情というものは存在しない。 あるのはカネとモノのみだ。 彼の理屈に乗れば、(まぁ聴いて見てください。気に入ったら紹介してください)といった気軽な感じでもらったCDがある。聴いて、すごくよかったので、それを紹介したとしても、そのブロガーはおカネを払っていないので信頼できない、ということになる。 またCDショップのバイヤー(いやだな、この言い方)が推薦するCDも信用できないことになる。なぜならそのCDを1枚でも多く売ることで、結果としてバイヤーが所属するショップは利益(カネ)を得るからだ。
by makotogotoh
| 2007-09-13 13:03
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