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有料音楽配信が日常化するのは時間の問題か?

昨日音楽配信について否定的な意見を書いたら、早速「音楽配信をますます加速する」ようなニュースです。
《Amazon.com が『Amazon MP3』の国際展開へ》
ソースはこちら
《Amazon.com は27日、オンライン音楽ストア『Amazon MP3』を世界中で利用できるようにすると発表した。Amazon.com にとって、デジタル音楽ストア首位の座を Apple の『iTunes Store』から奪う上で、さらなる大きな一歩を踏み出す格好だ。
 Amazon MP3 は、2007年9月に米国でサービスが始まったが、同社の発表によれば、2008年中に国際展開を開始するという。
 Amazon.com のデジタル音楽担当副社長を務める Bill Carr 氏は、声明のなかで次のように述べている。「米国以外で Amazon MP3 を利用できるようになるのはいつか、という問い合わせの Eメールが、世界中の Amazon.com ユーザーから何千通も寄せられている。今日、そうしたユーザーに向けて、Amazon MP3 が2008年に世界進出すると発表できることを嬉しく思う」 詳しいスケジュールは明らかになっていない。
 Apple の iTunes Store は、すでに世界中で広く人気を確立しているが、提供する楽曲の多くは、デジタル著作権管理 (DRM) で保護されている。一方の Amazon MP3 は、DRM フリーの楽曲のみを販売している。DRM で保護されている楽曲は、ファイルの利用方法やコピーに制限を受ける。
 市場シェアという点でみると、Amazon MP3 はまだ iTunes Store に大きく遅れをとっているが、いくつかの要素がこの挑戦を興味深いものにするかもしれない。
 まず、きわめて単純なことだが、Amazon.com が持つ到達範囲の広さだ。Web 最大の小売業者である Amazon.com は、その規模の大きさにより、すでに首位を確立している iTunes Store を本格的に脅かす独自の立場を築く可能性がある。また、4大レコード会社すべてを味方に付けていることも、Amazon MP3 の強みだ。》

今わたしが思いついた疑問と不安は以下の通りです。
1)現在もっとも普及しているmp3という規格で音楽ファイルを配信しても、その有効期間がどれくらいなのか?誰にも分からないだろう。将来、購入したmp3を再生できる音楽プレイヤーがなくなるかもしれない。

2)1ヶ月も聴けば十分というヒット曲はこのシステムでいいかもしれない。デジタル著作権管理 (DRM) も歓迎する。しかし文化性、歴史性、記録性、資料性を求める、ジャズのような音楽の場合はどうなるのか?CDのコストが高騰するのではないか?

3)将来は個人レーベルでも、自分でサーバーを立ち上げ、音楽ファイルをダウンロードで売るようになるのだろうか?ノーである。むしろアマゾンが検索サイトのグーグルと同じように、すべての流通の元締めになるような気がする。
 21世紀の音楽産業はすべてアマゾンに牛耳られるのでしょうか?
 ジャズのようにシェアの低いジャンルは、アマゾンでも売れないから、結局市場から淘汰されるような気がします。
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by makotogotoh | 2008-01-29 13:19
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