カテゴリ:山田敏昭( 10 )

2018.10.7. Toshiaki Yamada Trio @ Sometime

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前日に出演した横浜ジャズプロプナードでは、NHK横浜放送局1Fのスタジオで演奏。立ち見がでるほどの盛況ぶりで、他の会場で演奏していた多くのミュージシャン仲間も駆けつけたという。この日は3連休の中日ということもあって、札幌をはじめ全国から山田ファンが多数集結、会場のサムタイムは超満員に。 
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前半のセットはEast of the Sunでスタート。3曲目のBut Beautifulはバラード。あまり知られていないヴァースから弾き、聴衆を魅了。後半のセットではBud Powellの有名曲やNorman Simmonsのブルース、自作のRomping Girlなども演奏。この日は山田にとって60回目の誕生日。最後は粟谷の仕込んだサプライズでバースデイ・ケーキが登場。カウンターにいた片倉真由子がピアノを弾いて、全員の大合唱で山田の還暦を祝った。

山田敏昭(p) 粟谷巧(b) 伊藤宏樹(ds)
1st set:
1.East of the Sun
2.Take Me in Your Arms
3.But Beautiful
4.Love Letters
5.Cedar's Blues
2nd set:
6.Just in Time
7.Say You're Mine
8.Cleopatra's Dream
9.Hallucinations
10.For Carl
11.Midnight Creeper
12.Cottage for Sale
13.Romping Girl
Encore:
14.They Say It's Wonderful
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by makotogotoh | 2018-10-08 04:11 | 山田敏昭

2018.09.14 Toshiaki Yamada Trio meets Raymond McMorrin @ Tokyo TUC

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 昨年11月、新作『Now's the Time』発売記念ツアーで、TUCに登場した札幌のピアニスト、山田敏昭が10ヶ月ぶりの再出演。
 北海道胆振東部地震の翌日、山田には仙台Jazz Inn Relaxin'での仕事が入っていた。しかし新千歳空港で設備破損や停電、ターミナルビルで多数の水漏れが発生。7日になっても、市内も停電やらで大混乱の状況、とりあえず車で空港に向かって状況を見守っていると、なんと午後になって飛行機が用意され、奇跡の仙台入りを果たしたのだった。
 今回のドラマーは、板橋文夫トリオでの活躍でも知られる竹村一哲。竹村はベースの粟谷とともに、10代の頃からスローボートで鍛えられた。近年は2人揃って、渡辺貞夫カルテットのツアー・メンバーとしても同行する。この日のゲストはサックスのレイモンド・マクモーリン。ベースの粟谷はマクモーリン・カルテットのレギュラーだが、山田と竹村は、この日がマクモーリンと初顔合わせである。
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 今回は、状況が状況ゆえ、北海道からの応援組の多くがキャンセル。それでも在京の山田ファンが数多く駆けつけ、客席にはベースの佐藤忍、ピアノの片倉真由子の姿も。
 2セットともトリオの2曲でスタート。3曲目からテナーが加わるという構成。最初のセットはミディアム・テンポで、静かな立ち上がり。3曲目からマクモーリンが加わって、コルトレーンを思わせる硬質な音色、長いフレーズを駆使した強烈なブローを披露。ここで初共演の竹村が、エルヴィン張りに煽り、様相はガラリと一転。
 会場の空気も温まってきたところで、後半のセットは、山田は敬愛するシダー・ウォルトンのレパートリーでスタート。「Dear Old Stockholm」では全員のソロをフィーチャー、なかでも粟谷のソロが際立った。続く「Jammin with Jesus」はヒップ・ホップ感覚いっぱいのマクモーリンのオリジナル。ビ・バップ以外の音楽も愛するという山田は、ここでハンコック風のソロで、新たな地平を切り開く。アンコールはロリンズの名演で知られる名曲。ロリンズの代わりにコルトレーンが吹いたら、ダグ・ワトキンスの代わりポール・チェンバースが弾いたら、こんな感じになるのかも、と思わせる楽しい演奏で無事終了。

レイモンド・マクモーリン(ts) 山田敏昭(p) 粟谷巧(b) 竹村一哲(ds)
1st set:
1.Love Letters (Victor Young-Edward Heyman)
2.Pensativa (Clare Firscher)
3.Ojos De Rojo (Cedar Walton)
4.I Can't Get Started (Vernon Duke)
5.All of a Sudden (Raymond McMorrin)
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2nd set:
6.Bolivia (Cedar Walton)
7.Midnight Waltz (Cedar Walton)
8.Dear Old Stockholm (traditonal)
9.Jammin with Jesus (Raymond McMorrin)
10.Cedar's Blues (Cedar Walton)
Encore:
11.Moritat (Kurt Weill-Bertolt Brecht)
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by makotogotoh | 2018-09-15 04:11 | 山田敏昭

2017.11.26 山田敏昭トリオCD発売記念ライヴ@ お茶の水Naru

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山田敏昭トリオのCD発売記念ライヴ最終日。お茶の水NaruのHPでは粟谷巧トリオと表記されていたが、スケジュールハガキや店頭告知では正しく掲示されている。
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11月最後の日曜、極寒の札幌とは対照的に東京は季節はずれの暖かさだ。客席には6月に札幌で演奏した小杉敏、金子健、旭川出身の楠井五月と、プロのベーシストが多数。札幌からも、円山公園の喫茶店グルーヴィーのマスターをはじめ、知人友人が多数集結。演奏前から和やかな雰囲気だ。休憩中もあちこちで談笑、CD販売&サイン会が自発的に行われている。演奏はアルバム収録曲を中心に進行。客席からピアニストの手元は見えないが、ハコが小さいのと演奏者間の距離が近いので、一体感がある。この日は3セット構成なので、1曲の時間を気にせずに、テーマの長い曲もじっくり展開できるのがメリットだ。大半のお客さんが帰った最終セット。若手トランペッターの山田丈造がシットイン。山田敏昭との血縁関係はないが、札幌ではパパ&息子の関係だという。スローボートのTシャツを着用した丈造(1991~)は、敏昭(1958~)トリオをバックに、ドーハムのMonaco、クリフォード・ブラウンの名演で知られるEasy Livnigを熱演。客席を大いに魅了した。
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山田敏昭(p)粟谷巧(b)伊藤宏樹(ds)
1st set:
1.Cool Walk(Oscar Peterson)
2.Take me In your arms(Mitchell Parish-Fred Marakush)
3.Embraceable You(George Gershwin)
4.I'll Remember April(Gene DePaul-Don Raye)
5.For Carl(Leroy Vinnegar)
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2nd set:
6.East of the Sun(Brooks Bowman)
7.Love for Sale(Cole Porter)
8.Say You're Mine(Duke Pearson)
9.Dear Old Stockholm(Traditional) feat.粟谷巧(b)
10.Now's the Time(Charlie Parker)
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3rd set:
11.They Say It's Wonderful(Irving Berlin)
12.Monaco(Kenny Dorham) with 山田丈造(tp)
13.Easy Living(Ralph Rainger-Leo Robin) with 山田丈造(tp)
14.Harlem Blues(Phineas Newborn)
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Encore:
15.Blues Everywhere(Shirley Scott)
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by makotogotoh | 2017-11-27 04:11 | 山田敏昭

2017.11.24 山田敏昭トリオCD発売記念コンサート@TOKYO TUC

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9月17日の札幌グランドホテル オールドサルーン1934に続き、山田敏昭の新作CD『NOW'S THE TIME』発売記念コンサートがTOKYO TUCで行われた。
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山田敏昭がTUCで演奏するのは今回で2度目だ。前回は2008年、初CD『Romping Girl』の発売時に加藤真一(b)、小松伸之(ds)のトリオで出演。
今回は、日頃から札幌で活躍する録音メンバーを引き連れての出演である。
金子健(b)、澤田一範(as)、金子礼(as)とのセッションだった昨日の白山LABOに引き続き、この日も札幌ケニー・バレルの応援団が多数参加。さら前回出演時、山田の初CD発売記念コンサートをTUCでできるきっかけを作ってくださった恩人たちが、多くの友人を連れて客席に。こうした力強いサポーターから元気と勇気をもらった山田はリハーサルから気合い十分。リクエストがあったというので急遽バド・パウエルの曲を入れることになり、David Hazeltineのヴァージョンからヒントを得た「Cleopatra's dream」をラテンで。前半セットの最後はアルバム収録の「For Carl」。曲紹介の時、福居良の名前とMellow Dreamの曲名が山田の口から出た時、思わず会場から拍手が起こった。山田は「今夜はMellow Dreamは演奏しません」と否定したが、うれしい心遣いがあった。CD収録の「For Carl」は「Mellow Dream」がエンディングのみで引用されるが、この日の山田はイントロから「Mellow Dream」をルバートで弾く展開で、多くのファンを魅了した。後半のセットは、山田が敬愛するCedar Walton、Duke Pearson、Phineas Newborn、Kenny Dorhamといった、マニアックなナンバーが中心。スタンダードの「My One and Only Love」で粟谷のベースをフィーチャー、ドラムの伊藤もElvin Jones張りの唸り声と魂が乗り移ったようなスティックさばきで見せ場を作り、大いに盛り上がった。
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山田敏昭(p)粟谷巧(b)伊藤宏樹(ds)

1st set:
1.Cool Walk(Oscar Peterson)
2.Take me In your arms(Mitchell Parish-Fred Marakush)
3.Embraceable You(George Gershwin)
4.Cleopatra's Dream(Bud Powell)
5.Now's the Time(Charlie Parker)
6.For Carl(Leroy Vinnegar)
2nd set:
7.Bolivia(Cedar Walton)
8.Monaco(Kenny Dorham)
9.My One and Only Love(Guy Wood-Robert Mellin)
10.Say You're Mine(Duke Pearson)
11.Like Someone in Love(Jimmy Van Heusen)
12.Harlem Blues(Phineas Newborn)
Encore:
13.Autumn Leaves(Johnny Mercer-Joseph Kosma)-Billy Boy(Traditional)
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by makotogotoh | 2017-11-25 04:11 | 山田敏昭

2017.11.23 Autumn Special Jazz Liveのお知らせ

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白山 bf HAKUSAN Labo"Autumn Special Jazz Live"
山田敏昭(p)
金子健(b) 伊藤宏樹(ds)
予約:TEL 03-5832-8611(ベースフェイス)

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by makotogotoh | 2017-11-08 04:11 | 山田敏昭

Now's the Time/山田敏昭トリオ(Slowboat SBJ-1701)

福居良のスピリットを継承する実力派ピアニスト、山田敏昭の10年ぶりのリーダー作。
ベース粟谷巧、ドラム伊藤宏樹。
2017.9.17発売 注文・問い合わせはスローボートまで。19:30open - 25:00close / Tel:011-210-5144
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by makotogotoh | 2017-09-19 04:11 | 山田敏昭

2017.09.17 山田敏昭トリオCD発売記念コンサート@札幌グランドホテル オールドサルーン1934

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台風18号が九州⇒四国⇒西日本を縦断した17日、Slowboatレーベルの発足式と、レーベル第1弾として登場する山田敏昭トリオ『NOW'S THE TIME』の発売記念コンサートが、札幌グランドホテルの「オールドサルーン1934」で行われた。ここはバリー・ハリスや福居良のコンサートも行われてきた思い出の場所。会場にはSlowboatの常連客や、Afterglow時代から山田を応援してきた新旧のファンが多数集結。最初にプロデューサーの高堂理が、レーベル設立と今回のCDが誕生するまで経緯を説明、レーベル・ロゴも発表された。
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 続いてメンバーがステージに登場。最初のセットは急速調のスタンダード「Tangerine」で幕を開け、シャーリー・スコットの「Oasis」、タッド・ダメロンの「On a Misty Night」と続く。さらにジョビンのボサノバ、スタンダードの「朝日のようにさわやかに」の5曲。いきなりアルバム未収録の曲が続き、関係者を驚かせたが「普段あまりジャズを聴かないお客さんが、たくさん来てくれたので」という山田。ダメロンの「Misty Night」では、ベースの粟谷巧が「Dear Old Stockholm」や「So What」「Bebop」などの名曲をさりげなく引用、大いに盛り上げた。
 後半のセットはケニー・ドーハムの「Monaco」、リロイ・ヴィネガーの「For Carl」といったアルバム収録曲も演奏。「For Carl」のエンディングは、福居良の名曲「Mellow Dream」の一節を引用するのが山田のアレンジだ。続いて今年生誕100年を迎えるセロニアス・モンクのレパートリーから美しいバラードの「Ruby, My Dear」。お得意の「情事の終わり」は急速調、セカンド・リフからドラムとのバース・チェンジで盛り上げる。最後はフィニアス・ニューボーン・ジュニアの「Harlem Blues」。ノリのよい山田の演奏を期待する客席から自然と手拍子も加わって、アンコールはレッド・ガーランドの演奏でお馴染みの「Billy Boy」で締めくくった。
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 山田敏昭トリオのCD『NOW'S THE TIME』は現在スローボートのみで発売中だが、録音メンバーによる都内公演は11月24日(TOKYOTUC)、11月26日(御茶ノ水ナル)に予定されている。問い合わせはスローボートまで。
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山田敏昭(p)粟谷巧(b)伊藤宏樹(ds)
1st set:
1.Tangerine (JohnnyMercer-Victor Schertzinger)
2.Oasis (Shirley Scott)
3.On a Misty Night (Tadd Dameron)
4.Triste (A.C.Jobim)
5.Softly As In a Morning Sunrise (Oscar Hammerstein II-Sigmund Romberg)

2nd set:
6.Monaco (Kenny Dorham)
7.Cool Walk (Oscar Peterson)
8.For Carl (Leroy Vinnegar)
9. Ruby, My Dear (Thelonious Monk)
10.The End of a Love Affair (Edward C. Redding)
11.Harlem Blues (Phineas Newborn Jr.)
Encore:
12.Billy Boy (Traditional)
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by makotogotoh | 2017-09-18 04:11 | 山田敏昭

2017.09.17 山田敏昭トリオ新作『Now's the Time』発売記念コンサートのお知らせ

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by makotogotoh | 2017-08-19 04:11 | 山田敏昭

山田敏昭の経歴

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1958年10月7日室蘭市生まれ、18歳から札幌で演奏活動を始める。活動は幅広く、ジャズクラブ、ライブハウス、ジャズ・フェスティバル、ヴォーカリストの伴奏など、多くのミュージシャンに信頼されている。また国内外のアーティストとの共演ライブも多数行う。
1996年:アイラ・コールマン(b)、マーク・ジョンソン(ds)とともにニューヨーク・トリオとして共演。
1999年:京都の舞鶴赤れんがジャズフェスティバルで、「レフト・アローン」の名演で知られるジャッキー・マクリーンのクインテットに参加。
2007年:初リーダー作『Romping Girl』をリリース。「SWING JOUNAL」にて新譜紹介される。
現在は札幌を拠点に、自己のトリオでライブハウス出演など精力的に活躍している。
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by makotogotoh | 2017-05-26 04:11 | 山田敏昭

Romping Girl / 山田敏昭トリオの研究

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山田敏昭トリオの『Romping Girl』には、2種類のジャケットが存在する。ワイン色(パーマネントレッド)がオリジナルで、黄土色(パーマネントグリーンミドル)が追加プレスである。オリジナル盤の解説はフォトグラファーの荒井純一氏が、追加プレス盤の解説は泉功一郎氏がそれぞれ執筆している。どちらの解説にも詳しいバイオグラフィーは掲載されていない。
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オリジナル盤には2007年4月19日の刻印がある。追加プレス盤の裏ジャケットには「2007年9月SJ掲載」という但し書きがある。レーベルにはVoyage Project2006-10-26とあるのでこれが録音日と思われる。
ジャケットの背文字部分には「Hot Jazz to Which Sapporo gave birth Toshi Yamada Trio」とあり、Romping Girlとは記されていない。CD番号も未掲載である。
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by makotogotoh | 2017-05-20 04:11 | 山田敏昭