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2018.3.25 A Letter from Slowboat レコード発売記念コンサート「良さんへの返信」@札幌ルーテルホール その3

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後半のセットはベテラン、山田敏昭のトリオでスタート。山田は昨年スローボート・レーベル第一弾としてリーダー作『Now's the Time』を発表した。そのアルバムに収録されたレパートリーを中心に演奏。リロイ・ヴィネガーの「For Carl」のエンディングでは「Mellow Dream」の一節を引用、最後は『メロードリーム』収録の福居のオリジナルで締めくくった。
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そしてトリは、玉ちゃんの愛称で知られる玉川健一郎が登場。玉川は今年の2月に、スローボート・レーベル第2弾となる初リーダー作『On a Slowboat』を東京のスタジオで録音。録音メンバーは南山雅樹(p)、小杉敏(b)、江藤良人(ds)で6月の発表が予定されている。福居の伴奏で歌った思い出の曲を、天国の福居に届けとばかりに熱唱、ラストは、良さんがいなくても僕たちは元気にやっていますよ、と「I Get Along Without You Very Well」で終了。
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康子ママから花束が渡され、ステージには参加ミュージシャンが全員集合。アンコールは「On A Slow Boat to China」。歌詞を忘れるハプニングもあったが、最後はハッピー・エンド。スローボートの出演者はみなファミリー。彼らの心には、いつも良さんの思い出と教えが刻まれ、消えることがないことを実感させる、感動のステージとなった(完)。
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2nd set:
山田敏昭(p)粟谷巧(b)伊藤宏樹(ds)
9.Harlem Blues
10.For Carl
11.Love for Sale
12.Say You're Mine
13.Baron Potato Blues
玉川健一郎(vo)南山雅樹(p)北垣響(b)宇野修(ds)
14.Moonglow
15.What a Little Moonlight Can Do
16.These Foolish Things
17.The Lady Is a Tramp
18.Some Other Time
19.I Get Along Without You Very Well
Encore:
20.On a Slow Boat to China
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by makotogotoh | 2018-03-29 04:11 | 福居良

2018.3.25 A Letter from Slowboat レコード発売記念コンサート「良さんへの返信」@札幌ルーテルホール その2

さて前半のステージでは、4人の女性ピアニストが登場した。
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トップバッターは鹿川暁弓。ウイントン・ケリーが大好きで、ケリーちゃんの愛称で呼ばれる鹿川が初めて聴いた福居のアルバムは『Scenary』でも『Mellow Dream』でもなく、ピアノ・ソロ・アルバムの『My Favorite Tune』だった。そこからジャズに憧れ、スローボートに導かれるようにやってきたという。
彼女が演奏したのは2曲。最初のAll the Things You Areは、2年前の6月にも同じ場所で演奏しているが、この日の演奏は、呼吸、深さ、タッチ、まるで別人のように成長した感を受けた。昨日よりも今日、今日よりも明日。たくさん練習して、少しでも上手くなりたいという福居の教えが、彼女の演奏に息づいている。2曲目のScenaryは福居の代表曲。オープニングからトリビュートにふさわしい名曲の登場に、会場からは大きな拍手が湧き起こった。
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2人目の高橋えつ子は、初めて聴くピアニストだ。繊細で細身の鹿川に続いて登場すると、なんともごつい印象を受ける。
彼女が福居と過ごした時間は短く一瞬だったが、福居のピアノを聴いて、魂の音と思ったという。高橋は、2回目のスローボート訪問時で、福居が演奏してくれたピーターソンの名曲を、天国の福居に捧げた。高橋の演奏も、まさに魂の音。福居のジャズ・スピリッツが、彼女のピアノにもしっかり継承されている。
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3人目は、小学生でバド・パウエルを聴いて強い衝撃を受けたという富樫範子。早熟のピアノ女子だが、福居のピアノを聴いて、幼少時の衝撃が蘇り、自分でもバップを弾きたいと思った。生粋のバップ信奉者である彼女は、福居の思い出が詰まった名曲2曲を演奏した。
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前半のトリは中島弘惠。彼女が福居と会ったのは一度きり。それも終演後の宴会である。初対面でも福居は中島の手をしっかりと握りしめ、乾杯をしてくれたという。その体験が今でも彼女の宝物であり、大きな励みになっている。しかし今回の出演を康子さんから依頼され、福居との思い出の曲と言われて、はたと困った。ないのである。小冊子を見ると、別の演目が記載されている。
ギリギリまで迷っていた中島は、リハーサルを終えた後で信頼を寄せる共演者2人から、別の曲を演奏することを提案される。長年、スローボートの敷居は高かったという中島。だが百聞は一見にしかずで、福居のイメージは、それまで周囲から聞かされてきたものと全く違っていた。中島は福居から「バップを弾け」ではなく、「自分の信じる音楽をとことんやれ」というメッセージを受け取った。一期一会のメッセージ通り、ステージは予想外の展開。彼女のオリジナル曲は7拍子。会場の度肝を抜くような迫真の熱演で締めくくった。(続く)
1st set:
鹿川暁弓(p)粟谷巧(b)宇野修(ds)
1.All The Things You Are
2.Scenary
高橋えつ子(p)粟谷巧(b)宇野修(ds)
3.Tea for Two
4.Hymn to Freedom
富樫範子(p)北垣響(b)伊藤宏樹(ds)
5.Like Somone in Love
6.I'll Keep Loving You
中島弘惠(p)北垣響(b)伊藤宏樹(ds)
7.Remember
8.Dragon Dance

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by makotogotoh | 2018-03-28 04:11 | 福居良

2018.3.25 A Letter from Slowboat レコード発売記念コンサート「良さんへの返信」@札幌ルーテルホール その1

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福居良のラストCD『A Letter from Slowboat』がレコード化されたことを記念するコンサートが札幌ルーテルホールで開催された。
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会場のロビーには福居のレコード&CDが並べられ、主催者からの挨拶状と、客席には出演ミュージシャンたちが寄せた返信を収めた小冊子が配布された。
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ホールに足を踏み入れると、ステージ下手には近年復刻された福居のレコードが並べられ、会場には福居の演奏がレコードで穏やかに流れている。
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老若男女、さまざまな世代で構成された福居ファン、スローボートのサポーターが駆けつけ、収容人数約200の会場は、ほぼ満席となった。
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定刻を迎え、ステージには司会の高堂理が下手から登場。スローボートに出演するミュージシャンが天国の良さんに万感の思いをこめて「演奏という返信」をする主旨が説明された(続く)。
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by makotogotoh | 2018-03-27 04:11 | 福居良

2018.3.24 “Tama Sings…@ Slowboat

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玉川健一郎(vo) 南山雅樹(p) 粟谷巧(b) 伊藤宏樹(ds)
1st set:
1.Solar(Chuck Wayne) Instrumental
2.Always(Irving Berlin)
3.Baby, Won't You Please Come Home(Charles Warfield-Clarence Williams)
4.Wrap Your Trouble in Dreams(Harry Barris)
5.Água de Beber(Jobim)
6.These Foolish Things (Remind Me of You) (Jack Strachey-Eric Maschwitz)
7.What a Little Moonlight Can Do (Harry M. Woods)
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2nd set:
8.Close Your Eyes(Bernice Petkere)
9.The Lady Is a Tramp(Rodgers-Hart)
10.Born to Be Blue(Mel Tormé -Robert Wells)
11.Nobody Else But Me(Jerome Kern)
12.What a Difference a Day made(Stanley Adams-Maria Grever)
13.How Do You Keep the Music Playing(Michel Legrand)
14.インゲン豆ブルース
15.Love Scene(Duke Ellington)
Encore:
16.On a Slow Boat to China(Frank Loesser)
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by makotogotoh | 2018-03-25 04:11 | 玉川健一郎

訃報 Buell Neidlinger

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セシル・テイラーとの共演で知られるベーシストのビュエル・ネイドリンガーが2018年3月16日午後、心臓発作のためワシントン州ウィドビーアイランドの自宅にて死去した。82歳。1932年3月2日コネチカット州ウエストポート生まれ。


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by makotogotoh | 2018-03-20 04:11 | 訃報

2013.11.20. Ryo Fukui Trio + 1 @ Glee

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by makotogotoh | 2018-03-15 12:44 | 福居良

2018.3.25 A Letter from Slowboat レコード発売記念コンサートのお知らせ

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by makotogotoh | 2018-03-14 04:11 | 福居良

The Walker's Vol.52

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2018年3月10日、【Vol.19】から有料化された『The Walker's』の Vol.52が発行された。表紙はElisabetta Pasquale aka Orelle、巻頭スペシャルジャズ・ミュージシャンの誕生日。ジャズ・スーパー列伝はベン・ウェブスター。ディスクレビューはアルフレッド・ロドリゲス、小澤基良、グラディ・テイト、ビル・エヴァンス、山口真文など国内新譜・再発・輸入盤も含まれる。インタビューは宮本果奈。ジャズ・ベースマン列伝はヘンリー・グライムス。注目のベースマンとしてクリス・ジェニングス、イラリア・カパルボの紹介記事も掲載。今後もジャズの魂を揺さぶるマガジンとしての存続を期待したい。
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by makotogotoh | 2018-03-12 04:11 | The Walker's

JAZZ講座 新「トミー・フラナガンの足跡を辿る」(第63回)

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大阪のOverSeasでジャズ講座 新「トミー・フラナガンの足跡を辿る」。この日はその63回目。この日寺井さんの解説で聴いた演奏は、以下の通り。
195.Montreux '77/Tommy Flanagan 3(Pablo)より全6曲。
196.Montreux '77/Ella Fitzgerald with the Tommy Flanagan Trio(Pablo)から全10曲。

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by makotogotoh | 2018-03-11 04:11 | ジャズ講座

2018.3.8 Yoshiaki Okayasu Trio @ Soul Trane

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今月の岡安ライヴはトリオ。ベースは先月と同じ俵山昌之。ドラムスの高橋幹夫は久しぶりの登場である。この顔合わせは珍しい。客席は、ギター教室の生徒・弟子が多数。岡安のギターは、先月と同じシグネチャー・モデルのミッドナイト・ブルーである。最初のセットは定刻通りの開演。普段やらない曲から慎重なスタート。軽いボサ・リズムの「Love, Your Magic Spell is Everywhere」、循環の「Sugar Hill」と続く。この曲はジミー・スミスの『Home Cookin'』に収録されているバレルのオリジナル。続くバラードは、季節外れの「ニューヨークの秋」。しみじみとした演奏の後は、ブルースで盛り上がる。後半のセットは弟子の佐津間純が加わり、2ギターに変更。佐津間の楽器は、以前岡安が弾いていた1962年製のスーパー400のようだ。休憩時間中、俵山が岡安のギターを試奏していたこともあって、パーカーの「Donna Lee」に挑戦。先月末、初アルバムの録音を終えた弟子の吹上綾(vo)がバラードを1曲歌い、再びパーカーの「Confirmation」へ。アンコールはおなじみエリントン、テーマの後、ソロは取らず、すぐセカンド・リフに移ってドラムのソロをフィーチャー。きっちりしたステージで無事終了。
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岡安芳明(g) 俵山昌之(b) 高橋幹夫(ds)
1st set:
1.Love, Your Magic Spell is Everywhere
2.Sugar Hill
3.Autumn in New York
4.All Blues
5.Medley:Someone to Light Up My Life(solo)/My Romance(trio)
6.Days of Wine and Roses
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2nd set: with佐津間純(g)
7.There Will Never Be Another You
8.The Shadow of Your Smile
9.Blue Monk
10.My One and Only Love
11.Donna Lee
12.But Beautiful with 吹上綾(vo)
13.Confirmation-Nows the Time(theme)
Encore:
14.Take the A Train
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by makotogotoh | 2018-03-09 04:11 | 岡安芳明