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2019.06.11 Akiko Toyama Trio @ SatinDoll

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 六本木サテンドールで外山安樹子トリオ。外山の誕生日は6月12日なので、この日は前夜。長年応援してきたベテランのサポーターや、外山が教えるピアノ教室の生徒など、多くの聴衆が集結した。昨年6月にはトリオ結成10周年を記念し、Tokyo TUCでライヴ録音を敢行。秋にはスタジオとライヴの2枚組アルバムを発表した。今年はアルバムの発売はないが、久しぶりにメンバー2人が選んだ曲や、できあがったばかりの新曲など、普段と違った趣向のステージを披露した。
 最初のセットは、ドラムの秋葉が選んだClockwise。George Bensonでお馴染みのGのブルースだが、外山トリオで聴くとまた違った趣きがある。関口は、トリオで録音したが、ライヴで取り上げる機会のなかった曲をセレクト。彼の選んだOld Fischerman's DaughterはDusko Goykovichのオリジナルで、埋もれた名曲に光を当てることに成功した。休憩時間には秋葉がピアノを弾き、関口がマイクを握ってHappy Birthdayを熱唱するというサプライズも。
 後半のセットは、外山がこれまで誕生日に書いてきたオリジナル曲をメドレーで演奏。続いてピアノの生徒を意識してスタンダードのAutumn Leaves、ライヴ録音で演奏したものの収録されなかったTake Fiveへ。最後は新作に収録された2曲の名曲で盛り上がって終了。そのままアンコールに入ってMay Journey。新潟から秋田に向かう途中で見た日本海の印象を綴った名曲。終演後は、ファンとの撮影会も行われ、バーステイ・イヴにふさわしい心温まるステージとなった。

外山安樹子(p) 関口宗之(b) 秋葉雅樹(ds)
1st set:
1.The Time Begins to Walk
2.Water Iris
3.Clockwise
4.まっすぐに(新曲)
5.Old Fisherman's Daughter
6.Bassi Samba
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2nd set:
7.Medley:29-From the Beginning-Rainy Garden-To the End of the Earth
8.Autumn Leaves
9.Take Five
10.SADO
11.Toward the 11th
Encore:
12.May Journey
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by makotogotoh | 2019-06-13 04:11 | 外山安樹子

The Walker's Vol.57

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2019年6月9日、2009年の【Vol.19】から有料化された『The Walker's』の Vol.57が発行された。表紙は三遊亭小遊三、巻頭特集は三遊亭小遊三スペシャル・インタビュー。ジャズ・スーパー列伝はテディ・エドワーズ。ディスクレビューはダン・ニマー、マーカス・シェルビー、トーベン・ヴェスタゴー、クリスチャン・スコット、野本秀一、ニッキ・パロット、クラエス・クローナ、米山紘史、エイク・ソラリスなど国内新譜・再発・輸入盤も含まれる。インタビューはトーベン・ヴェスタゴー。ベースマン列伝はジョージ・ムラーツ。注目のベースマンとして畠山令、インバー・パズの紹介記事も掲載。今後もジャズの魂を揺さぶるマガジンとしての存続を期待したい。
by makotogotoh | 2019-06-12 04:11 | The Walker's

2019.06.07 Yoshiaki Okayasu Trio @ SoulTrane

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今月の岡安ライヴは、久しぶりの悪友トリオ。佐々木の左眼上が、ひどく腫れているのを発見。生々しく、痛そうである。最近、転倒して2針縫ったそうだ。この日は2セットともMCほとんどなし。普段やらない曲目を告げ、すぐ演奏に入るという展開。後半のセットは、渾身のブルースで盛り上がる。アンコールは、元気のある曲をリクエストされ、バンドを鼓舞する曲で、スカッと終演。
岡安芳明(g) 吉田桂一(p) 佐々木悌二(b)
1st set:
1.I'll Close My Eyes
2.What Am I Here For
3.'S Wonderful
4.Old Folks
5.One Mint Julep
6.Makin' Whoopee
7.Steeple Chase
2nd set:
8.Jordu
9.I Love You
10.Too Late Now(solo)-Things We Did Last Summer
11.Yardbird Suite
12.Blues
13.Take the A Train
Encore:
14.Strike Up the Band
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by makotogotoh | 2019-06-11 04:11 | 岡安芳明

訃報 Erik Norström

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スウェーデンのテナー・サックス奏者、エリック・ノルシュトゥルム(Erik Norström)が2019年6月7日死去した。83歳。体のバランスを崩し、後方に倒れて頭を打ったので病院に搬送されたが、そのまま息を引き取った。
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 10年ほど前の夏、イェーテボリから90㎞北西に位置するリゾート地ヘレヴィークストランドに住む伝説のテナー・サックス奏者、エリック・ノルシュトロムと会った。ノルシュトルムの名前は、よほど熱心なマニアでもまず知らない名前だろう。というのも、彼名義のアルバムやサイドメンとしての録音がほとんど残されていないからだ。しかし昨今のクラブ・ジャズ・ブームを受け、2009年6月には1985年と1989年録音の自主制作盤から抜粋した『セーヴダーレン・ビッグバンド(クングエルブ・レコーディングスコレクション)』(XQEN-1005)が復刻された。
 1935年11月5日、アンシャスビーク(Ornskoldsvik)というスウェーデン北部の街で生まれたエリックは、町工場で働いていた父親の影響でピアノをはじめ、11歳から音楽学校に通ってクラリネットを学んだ。15歳からはテナー・サックスに転向、バンド活動を本格的に始めた。もともと天才肌だったのだろう。1955年、20歳の若さでスウェーデン国営放送のバンドに抜擢され、ベース奏者グンナー・ヨンソンのグループに在籍するためにイェーテボリに移った。このヨンソンのグループで、伝説のピアニスト、ヤン・ヨハンソンと出会った。スタン・ゲッツもスウェーデンを訪れる度に、このグループとのツアーを頻繁に行った。当時スタン・ゲッツは、ジャズ雑誌『ダウンビート』のインタビューでこんな風に答えている。「スウェーデンのイェテボリで素晴らしいテナー奏者を聴いた。名前はエリック・ノルシュトルムというんだ。ジャズの仕事はあまり取っていないようだが、実に素晴らしいプレイヤーだ」
「あなたのアイドルは」の質問に、エリックはラーシュ・グリンの名前をあげた。スウェーデンの多くのミュージシャン同様、バリトン奏者のラーシュ・グリンはやはり偉大な存在なのだ。1956年9月、トランペッターのロルフ・エリクソンがアメリカから凱旋帰国した際のエピソードや、彼の初録音であるトミー・ポッター名義の『ハード・ファンク』セッションについての興味深いエピソードをうかがう。《エリクソンは神経をすり減らし、疲れていたね。リーダーのポッターは、プンチという、強くて甘い琥珀色のスウェーデン・リキュールを気に入ってしまい、録音時もかなり酔っ払っていた(笑)》
《とにかく大変なツアーだった。ロルフ・エリクソンにとっては故郷に錦を飾る凱旋ツアーのはずだったが、アイスランドのレイキャヴィクで、連れてきたアメリカ人たちが行方不明になってしまった。結局ツアーが続行できなくなり、途方にくれたエリクソンは急遽、別のリズム・セクションを手配するようにアメリカのマネージャーに要請し、代わりのリズム・セクション(フレディ・レッド、トミー・ポッター、ジョー・ハリス)が送り込まれてきた。アメリカから管楽器奏者も来るはずだったが、手配できなかったので、レコーディング・セッションの一部に私も呼ばれた》。
 この後、1957年から59年にかけて、エリックはベース奏者グンナー・ヨンソンのバンドに参加。このバンドはジェリー・マリガン=チェット・ベイカーのピアノレス・カルテットの影響を受けながらも、独自のスタイルを作る。そしてエリックは、このバンドのアレンジの多くを手がけた。しかしアレンジについては独学だという。
 「どんな音楽に影響を受けたのですか」と質問すると、マイルス・デイヴィスの『クールの誕生』と即座に答えた。《具体的にどの曲のアレンジや、どの人のソロというのではない。アルバムのコンセプトに大きな衝撃を受けた》という。
 その後、1970年代に入ってからは音楽学校の教師もしながら、地元でプロ&アマ混合のビッグバンドを結成、定期的にリハーサルを続ける。ウデバラ・ビッグバンド(現ボーヒュスレーン・ビッグバンドの前身)にも在籍し、ボーヒュスレーン・ビッグバンドと改名した後も、ファースト・テナー奏者&アレンジャーとして貢献した。先頃、復刻されたアルバムは、80年代に彼が残したビッグバンドの自主制作盤からピックアップしたものだ。
 公私ともにつきあいがあったというスタン・ゲッツについて尋ねると、《スタンは素晴らしい人物だった。2人でよく卓球を楽しんだよ》。ゲッツが60年代以降、ボサノバなどで成功を収めたことについては《商業主義に走ったのではなく、自分のスタイルを発展させていったと思う》と答えた。
 彼の自宅には、スタン・ゲッツと共演した時の貴重な写真や、伝説のピアニスト、ヤン・ヨハンソンとの写真などが飾られている。CD棚にはゲッツのアルバムも数多く含まれていた。ゲッツが絶賛したこの名手も、日本を訪れたことはなかった。長年にわたり交流のあったベース奏者の森泰人は、2020年にこそトランペット奏者のヤン・アランと、エリックを含む日本ツアーを企画していたが、残念ながら実現しなかった。

by makotogotoh | 2019-06-10 04:11 | 訃報

.JAZZ講座 新「トミー・フラナガンの足跡を辿る」(第78回)

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大阪のOverSeasでジャズ講座 新「トミー・フラナガンの足跡を辿る」。この日はその78回目。この日寺井さんの解説で聴いた演奏は、以下の通り。
239.Aurex '82 All Star Jam (East World)より全9曲。
247.Aurex '82 Live Special (East World)よりSoba Up,God Bless the Child,Walkin'の3曲。
240.Cross Roads / Charlie Shoemake (Discovery)より全6曲。


by makotogotoh | 2019-06-09 04:11 | ジャズ講座

訃報 Dr.John

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ブルース、ポップス、ジャズ、ブギウギ、ロックンロールを駆使したスタイルで知られる歌手でピアニスト、作曲家のドクター・ジョン(Malcolm John Rebennack)が2019年6月6日心不全のため死去した。77歳。1941年11月20日ルイジアナ州ニューオリンズ生まれ。



by makotogotoh | 2019-06-08 04:11 | 訃報

2019.05.31 Seichi Nakamura & Sari @ The Gate Hotel 雷門

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浅草にあるThe Gate Hotel雷門の13FにあるRレストラン&バー。毎月最終日は、なんとノーチャージでジャズの生演奏が楽しめるという。この日の出演は、ベテラン・テナー奏者の中村誠一とシンガー紗理の父娘に、ベースの金子、そして札幌からやってきたピアノの山田が加わったセッション。各セットとも1曲目のみインスト、2曲目から歌が入り、おなじみのスタンダードを中心にした構成。バンマスの中村は、曲によってテナーとクラリネットを持ち替え、娘の紗理もシェイカー、おもちゃのラッパ、カズー、オルゴールなど各種の小道具を使って楽しい演出。レパートリーも、シャンソンやトラッド・ジャズのナンバー、My Blue Heavenは日本語詞でも歌い、この日の聴衆を魅了した。
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紗理(vo)中村誠一(ts,cl)山田敏昭(p)金子健(b)

1st set:
1.Take Me In Your Arms
2.It's Only a Paper Moon
3.The Lady Is a Tramp
4.Tea for Two
6.Moon River
7.September in the Rain

2nd set:
8.That's All
9.Over the Rainbow
10.It Had to Be You
11.Boy from Ipanema
12.La Vie en Rose
13.Jazz Me Blues

3rd set:
14.C'est Si Bon
15.Bewitched
16.My Favorite Things
17.Lullaby of Birdland
18.Give Me a Simple Life
19.My Blue Heaven
20.Route 66
by makotogotoh | 2019-06-01 04:11 | 山田敏昭