プログラミングという文化を次代にどのように継承していくべきか(ひろ式めもちょう)

ひろ式めもちょう「今の子供たちにプログラミングの楽しさを教える必要なんかない」より。

《(前略)「楽しさ」なんてムリにすり込んでいくべきものじゃない。教えたら楽しさでもなんでもなくなっちゃうだろ。はっきり言ってこういう「伝承していこう」という発想は、プログラミングを日本の古典芸能みたいな衰退しきった立場に落とし込む前兆であって、伝承云々を発想した時点でその文化はダイナミズムを失ってとっくに魅力をなくしているんじゃないかと。(後略)》

自分の子供にジャズ・ミュージシャンになれ、といったことは一度もない(エリス・マルサリス)。
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# by makotogotoh | 2007-09-21 06:40

ビル・チャーラップ・インタビュー

a0107397_14175337.jpg本日発売のCDジャーナル(2007年10月号 25ページ)にビル・チャーラップのインタビューが掲載されています。ご一読を。
◆CDジャーナル2007年10月号のお求めは、こちらまで。
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# by makotogotoh | 2007-09-20 07:54

さまざまな障害を克服して作り上げた多国籍オーケストラの物語

銀座。映画美学校第2試写室で『ヴィットリオ広場のオーケストラ』を観る。
《ローマ旧市街のヴィットリオ広場周辺には60以上の民族が暮らしている。街の再開発が進む中、イタリア指折りの古く美しい映画館『チネマ・アポロ』と街を救うために、ピアノ弾きのマリオ・トロンコ(Mario Tronco)と映画監督のアゴスティーノ(Agostino Ferrente)が立ち上がる。そこに人種も国籍も違うミュージシャン、知識人、俳優、あらゆるジャンルの芸術家たちが集まってくる。そして互いの民族楽器やメロディを持ち寄ってオーケストラが誕生した。
 それから5年、さまざまな困難に直面しながらも、みんなの想いは大きく実り、懐かしくも新しい音楽が誕生、魔術的な感動が伝播する。イタリア映画祭2007で上映され、会場を興奮の渦に巻き込んだドキュメンタリー》
 コンサートを企画したり、バンドを運営した経験のある方なら、それに関わる人間が増えれば増えるだけ、解決すべき問題が増えることをご存知のはずだ。それでも労を厭わないのは、聴衆が喜んでくれるから、目標に向かって努力したことによる感動と喜びを他の人間と共有できるからだ。この達成感、充実感は、他の何かで得られるものではない。
 しかし 思いついたはいいけれど、果たしてメンバーを集められるのか?会場も押さえたけれど、本当にコンサートができるのか?ギャラはどうなるのか?マネージャーは誰がやる?
 予測不能の状況からピアニストのマリオは動き出し、映像作家のアゴスティーノはそれを克明に記録していった。その結果、インド、チュニジア、イタリア、ブラジル、キューバ、アメリカ、エクアドル、アルゼンチン、セネガルと、さまざまな国から仲間が集まった。
 ドキュメンタリーである以上、決して「いい話」ばかり収めているわけではない。プライドが高く、格下の者といっしょに演奏することに耐えられない者。本番が直前に迫っているのにうまく歌えず、バンドを去る者など、まさにノンフィクションである。
 それでも、このバンドの驚くべき点は、一度限りのコンサートで解散することなく、その後メンバー交代を繰り返しながらも、現在も存続していることだ。公式サイト最近のスケジュールをみると、スペインやアメリカでも演奏している。
 キューバのトランペッター(Omar Lopez Valle)やイタリアのサックス奏者(Peppe D'Argenzio)がジャズの素養を感じさせる程度で、映画を観ただけでは、ジャズの香りはほとんどない。それでも共感できるのは、音楽以外の仕事に従事しながらも、自分の音楽に誇りをもつ彼らの姿が生き生きと描かれているからだ。いい映画である。
渋谷シアター・イメージフォーラムにて11月中旬から公開。
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# by makotogotoh | 2007-09-19 13:12