映画『純愛』オリジナル・サウンドトラック / ウォン・ウィンツァン


1997年のNHKスペシャル「家族の肖像」、2002年のNHKスペシャル「九寨溝」、NHK教育テレビ「こころの時代」と、強烈な映像から無限のイマジネーションを引き出す"魔法のような音楽”を手がけてきたウォン・ウィンツァン。ドキュメンタリーなどテレビの音楽は、これまでに手かげてきたが、これが彼にとってはじめての「映画」音楽となる。
どこまでも透き通ったピアノから、印象的なメロディを紡ぎだすウォンの音楽は、聴く者にそれぞれの「心象風景」を描かせる。だがウォン本人は、作曲するときや演奏するときに、音に集中しているので、特定の映像はイメージしないという。聴き手に無限の映像を想起させてきたウォンが、監督から手渡された「まだ音楽のついていない映像」を何度も見て作り上げた音楽は、これまでの創作活動とは異なるプロセスを経て作り出された。ストーリーや映像の細部にこだわりを持つプロデューサーで主演女優でもある小林桂子の意図が、ウォンの音楽によって、さらに深く、豊かなものとなった。思い出に残る映画のワンシーンには、必ず印象的な音楽が流れていたように。22歳の息子、美音志との共同作業ではあるが、これは紛れもなくウォン・ウィンツァンの刻印が施された音楽である。
2007年8月18日発売。STW7022 
映画『純愛』は、2007年8月18日より銀座シネパトスにて(9月7日まで)公開中。
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# by makotogotoh | 2007-08-26 12:35

ジャズにとって自分は外人(浅川太平)


Jazz Life2007年9月号、浅川太平インタビューより。
浅川:自分は「ジャズのプレイヤー」というよりは「即興演奏のプレイヤー」であって、ジャズにとっては外人だと思っていますから。
――ジャズを演奏しているというより、即興演奏をしていて、その上でたまたまジャズのフィールドに乗っているということでしょうか?
 浅川:個々の解釈で違ってくるので、言葉で言い切ることは難しいですが、確かにジャズをやっているというよりはその意識に近いですね。》
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# by makotogotoh | 2007-08-26 08:06 | ピアノ

ミキ、僕に3時間だけ時間をくれないか(デイヴィッド・ベイカー)

a0107397_8494860.gifJazz Life2007年9月号、山岡未樹インタビューより。
山岡:最初にトミー・フラナガンと共演した時は、実はぼろぼろだったんです。デイヴィッド・ベイカーというエンジニアが録音を担当してくれたのですが、私がリハーサルで歌い始めたとたん、「ミキ、僕に3時間だけ時間をくれないか」と言うんです。何をするのかと思ったら、みっちり英語の発音を教えられました。私の発音がまったくダメだったんですね。その後、レコーディングまで2日間特訓して、最後には舌が切れて血が出ました。それまで何年も英語でジャズを歌っていたのだけれど、全然別物だったんですね。あの時、すべてが変わりました。》

デイヴィッド・ベイカーは2004年7月14日、出張先のNY州ロチェスターで死去。享年58歳。
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# by makotogotoh | 2007-08-26 07:56